巨眼の男 西郷隆盛〈２〉

津本 陽【著】

新潮社（2004/01発売）

• サイズ B6判／ページ数 422p／高さ 20cm
• 商品コード 9784103297086
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

内容説明

敵は長州にあらず。一瞬のひらめき、度肝を抜く行動。過酷な島流しを赦免された西郷吉之助に寧日はなく、戦火の燻る京都へ向かった。異国の脅威と圧力の前に幕府は迷走をつづけ、長州は暴走した。蛤御門の変、長州征伐、そして大政奉還。天下国家は荒れ、指導層は定見もなく、揺れた。「革命」を成し遂げた器量と技量を描き尽くす第二巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ばな]

書簡や回想録を多く使って誠実に取り組んだ小説なのは評価しますが、大政奉還までの史実は頭に入っているので、どうしても読んでいて退屈で、ちょっと辛かったです。

2011/06/16

[Yasuhiro Shimizu]

蛤御門後の長州征伐から大政奉還までなのだが、丁寧に史実を追いかけるのはいいが、当時の手紙の引用が多く、それを読むだけでも大変。小説というよりドキュメンタリーに近い。疲れる。

2018/04/09