出版社内容情報
「新憲法の生き証人」と言われながら生涯口を閉ざした白洲次郎。資料を掘り起こし、白洲が辿った憲法改正交渉の内実に初めて迫るドキュメント・ノベル。
内容説明
「新憲法誕生の生き証人」と言われながら生涯口を閉ざした白洲次郎。GHQとの交渉にどう関わったのか?手記に残した「今に見ていろ」の思いとは?資料を掘り起こし真実を探り、白洲がたどった憲法改正交渉の内実に初めて迫るドキュメント・ノベル。
目次
だれだ?
噂
大鉈の波紋
存在しない憲法草案
オフ・ザ・レコード
根づかぬバラ
急かされる理由
夜を徹しての逐条審議
白洲手記
政権の行方
総理の豚カツ
“助言”と“承認”撤回ならず
著者等紹介
須藤孝光[スドウタカミツ]
1962年、岐阜県瑞浪市生まれ。南山大学法学部卒業。出版社勤務を経て、現在メディア総合研究所勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ともくん
45
白洲次郎とGHQのギリギリの駆け引き。 マッカーサーが押し付けた連合国側の都合のいい日本国憲法とし考えられなかった。 日本側と連合国側で奔走した白洲次郎は、本当に大変だったと思う。2018/07/22
James Hayashi
30
GHQの窓口として終戦連絡中央事務局参与に吉田より任命を受ける。米国より日本国憲法の交付を促されるが、日本側も表現のあり方に文句をつけ、当時の担当者や白洲次郎の活躍を見る。ドキュメンタリー的にストーリーが進んでいくが、結構詳細に書き込んであり日米の思惑を組むことができる。しかし白洲次郎の一部のみ切り取った感じで、数々の作品を持つ彼の魅力は伝わってこなかったし、彼の真髄は読みきれなかった。表紙の写真はダンディでカッコいい。2016/11/14
紫苑@低浮上
2
大学図書館。2018/07/13
sara
1
読みやすいけれど、その分どこまで史実なのか不安になる2011/12/23
czk
1
歴史的事実を考察したいのか白洲次郎の物語なのか。前者としては白洲次郎視点過ぎ、後者としては盛り上がりに欠ける。北康利の本の方が10倍はおもしろく読める。2010/06/13
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- 和書
- 星とアスパラ