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出版社内容情報
南国のパラダイスなんて大嘘! 本当は魔物が闊歩し超常現象に満ちた怖~い島だった。住む者だけの秘密を、沖縄追放覚悟で打ち明ける異色の観光案内。
内容説明
シーサーは飾り物ではなく魔よけ、霊能者ユタは県内に数千人、子孫に祟ることもある先祖霊、建築士よりも参考にされる家相と風水、痛ましい戦跡・とっておきの心霊スポット。移住13年の著者が命がけで明らかにする怖ーい話の数々。
目次
まえがき 心霊列島・沖縄
第1章 私のデージ怖~い体験
第2章 沖縄にいると、なにか見えてくる
第3章 ウートゥートゥー異次元空間
第4章 激戦地・沖縄の怖~い戦跡スポット
第5章 よく出る心霊スポット
著者等紹介
仲村清司[ナカムラキヨシ]
作家・沖縄大学非常勤講師。1958年、大阪市生まれの沖縄人2世。96年に沖縄県那覇市に移住。移住者の目から見たディープで不思議な沖縄のアレコレを書籍・ラジオ・インターネットなどで発信中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
25
怖い話もあるけれど、どちらかと言うと不思議な気がした。私自身意図していないのに、呼ばれて訪れた場所があったし。多分、土地の何かや精霊やらに導かれたんだろうなと思う。ユタを筆頭に、見えたり感じたりする人が多いのにもうなずける。斎場御嶽は、ちょっと怖かったのは、ここだけの話。2019/11/14
バニラ風味
18
もっと沖縄のことが知りたくて読みました。オカルト系を一切信じない著者が、沖縄で体験した不思議な出来事。それは、良くないものにとりつかれて、心身が病み、ユタに言い当てられたことや、マブイ落ちした人を目撃したことなど。また、観光目的や興味本位で、むやみに神聖な場所に入らないようにという進言や警告も含まれています。ただ観光して楽しむのではなく、悲しい歴史を知ったうえで、沖縄を訪ねるのが良いですね、本当は。2018/09/14
ナディ
15
なぜ読んだ、わし(涙)。本当に別文化なんだなあとしみじみ思った。沖縄を知りたくて読んだのだが、畏敬の念を忘れずに、を合言葉にしたくなった。2014/10/24
ジュースの素
8
沖縄は信心深い人が多く、まことしやかに伝えられる話もたくさんあるとは聞いていた。だが・・・ここまで本当の事だったとは! 仲村清治の本はかなり読んで来ていて文章の上手さには納得していたので今回もすらすら読めた。ユタと呼ばれる「見える」人の数も内地に比べると大変に多く、市井の人も守るべき事はちゃんと守る。観光客にも憑依するのだろうか。塩を一つまみ携帯して行った方がいいのだろうかと真剣に考える。2019/01/05
みかん@道北民
8
そーだよねー激戦区だったんですものね・・・。それでなくても今でも普通に心霊的なものの見方が根付いてる土地なのだ。筆者は心霊的なものは見えないしむしろ否定的な見方もするのだけれど、(の割には取り憑かれやすい人らしい)小心者ゆえかそこは危ないと聞いたら泳ぐこともできない人です。それはある意味信じてると言っていいのでは(笑)でもその気持ちはよく分かります。霊が実際にいるかいないかはどっちでもいいけど、それを信じてる人たちの思いを踏みにじるような行為はしちゃいかんのですよ。2012/09/06