桜田門外ノ変

桜田門外ノ変

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  • サイズ B6判/ページ数 519p/高さ 20X15cm
  • 商品コード 9784103242215
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

安政7年(万延元年=1860)3月3日、雪にけむる江戸城桜田門外に轟いた1発の銃声と激しい斬り合いが、幕末の日本に大きな転機をもたらした。安全の大獄、無勅許の開国等で独断専行する井伊直弼を斃したこの事件を機に、水戸藩におこって幕政改革をめざした尊王攘夷運動は、倒幕運動へと変っていく。襲撃現場の指揮者・関鉄之介を主人公に、桜田事変の全貌を描ききる歴史小説の大作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

24
○映画を観ましたので久しぶりにサイドカーしました。水戸側の視点で書かれていますがテロリズムに走っていく純粋性と狂気がよく伝わりますし、テロが歴史を大きく動かした希少な例なのかなと思いました。また当時の捜査能力の高さにも驚かされました。2021/12/12

ミナ

11
年末に映画を見た。絶対に原作はもっと詳しいはず!と思って読んだら、予想以上に詳しすぎた。時代小説というより史実を綴った感じ。吉村先生さすがです!桜田門外の変で井伊大老が…というお決まりの話に今までふーんとしか思わなかったけど、多くの人の国を思い、人を思う心が交錯し、壁に立ち向かい本懐を遂げる姿はすごかった。しかし、関鉄之助は死出の旅だとかっこいい感じで出かけるのに潜伏中、その心意気をどこへやったんだ?というくらい命を惜しんでいた。生きていたいよなぁ。でも、最期は潔し!幕末史をまた見直そう。2021/01/03

ポメ子

10
大河ドラマつながりで読了。 桜田門外ノ変前後の描写がとても詳細で、ドキュメンタリーのよう。大作でした。 主人公が結局どうなるのか、どきどきしながら読みました。2021/05/28

キヨミズ

9
ハードカバーのほうが登録されていなかったのでこちらに登録しました。桜田門外ノ変の指示者、関鉄之助が主人公。小説というより朗々と歴史を語る歴史書な気がします。そして、中盤で井伊直弼の殺害が決行され、実行者の最期まで語られ、最後となります。本当に歴史書の名が相応しいと思います。面白かったです。2014/09/14

pulapula60

1
160年前も流行病があり内憂外患で、当時人は己の志のままに動いた。著者は太平洋戦争前の二・二六事件との類似性に着目。両者は歴史の局面を変える原動力となった。後の善し悪しは別にして変革の初動を後世に生きる者は学ばなければならない。吉良邸討入りもそうだったが、予行演習なしに暗殺を成功させたのは迎撃側の不備もあったものの武士の練度の高さだと私は思う。桜田門外は同士討ちがあったようだが、私は武士に驚嘆する。2022/01/14

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