感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雲をみるひと
24
第二次大戦前後の日系米国人の葛藤を書いた山崎豊子の長編の中編。主に戦時中が舞台。物語が動き出す章だが、準主役が途中で入れ替わるのが特徴。取材が容易でないため、作者が想像で書かざるを得ないところも多々あったと想像する。2023/08/12
ざっきー
6
【図書館】終戦から東京裁判まで。(裁判は下巻にも続く。)一応、フィクションなのだが、圧倒的な情報量と筆力でノンフィクションでも読んでいるかのような感じがする。上巻に引き続き重い。2019/03/28
湯一郎(ゆいちろ)
5
半ばからは東京裁判。これがこの話の本命かな?賢治が苦労しつつ通訳のチェック役であるモニターをこなす。 出てくる人物は当然実在の人物ばかり、東条英機や溥儀などの大物も。天羽賢治もどうやら伊丹明という実在の人物がモデルのよう。東京裁判。戦争責任はどこにあるのか。知るべきことは多い。2019/09/27
ミカママ
4
登場人物などはあくまでフィクションとは言うものの、まさに戦中戦後の昭和史を読んでいる感じ。この取材力はすごい。2012/08/29
詩界 -うたか-
2
感想は、文庫版にて。どこまでも不平等で、何として生きていけばいいのだろう、と一緒に悩んでしまう。
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- 和書
- 6days遭難者たち