出版社内容情報
25歳で会社をやめ、義肢装具士の専門学校に飛び込んださえ子。実習に、恋に、悪戦苦闘中!再スタートを応援する大人のお仕事小説。
内容説明
内装会社でバリアフリー店舗を手がけたのをきっかけに、25歳で義肢装具士の専門学校に飛び込んだ二階堂さえ子。苦手の製作実習を助けてくれたクラスのはぐれ者2人の熱にあてられ、芸者やカメラマン、人力車夫など多彩な義肢ユーザーと出会い、少しずつ見え始める「ほんとのバリアフリー」。そして、未来の自分。
著者等紹介
山本幸久[ヤマモトユキヒサ]
1966年東京都生まれ。中央大学を卒業後、内装会社や編集プロダクション勤務を経て2003年『笑う招き猫』で第16回小説すばる新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
200
帯に『クールで熱いワーカーズ・ノベル』とある。しかも『大人の再チャレンジを応援する』と!山本作家の紡ぐ前向きなお仕事小説。【義肢装具士】の仕事・専門用語や実態をここで学ぶ読書にもなった。今回はただ「ガンバレ~!」だけでなく、健常者と障害者の意識の相違に私自身はたと気づかされる箇所が多々あった。それぞれの《そこ》を抜けた先の人生…覚悟と私は捉えたがそんなことを思う読書だった。人は独りで生きていないことも再認識させられる。これは続編が読みたいなぁ。ただ、仲間を思うさえ子の取った一つの行動だけは「あかんやろ。」2021/01/21
おしゃべりメガネ
140
なんだかんだと新刊が出るとしっかりチェックし、読ませていただく山本さん作品です。作品ごとに色んな業界の話を書かれていて、今回は義肢装具士の話です。ワケあって内装会社勤務をやめて義肢装具士の専門学校に通う「さえ子」はインパクトのある若者二人と一緒の班で日々悪戦苦闘してます。山本さん作品の定番とも言える他作品とのリンクは今作も健在で、更に今回はかなり見事なリンクをみせてくれます。アノ人やこの人、えっ、まさかココでアレが繋がるの?とニンマリ&驚きの展開が楽しめます。過去作品を読み直したくなること間違いなしです。2021/02/07
みかん🍊
119
7年間務めた内装会社を辞め義肢装具士になる為専門学校へ通うさえこは実習班で一緒になった変わり者男女2と共に切磋琢磨する、助成金が有るとはいえ申請の煩雑さ認可までの時間がかかったり、バリアフリーの為の設備が高額になったりと壁の多い世界だがやる気と夢を持った彼らなら少しづつ変えてくれる事だろう、過去作の『店長がいっぱい』や『ジンリキシャングリラ』が絡んできて楽しかった。2021/02/12
とろとろ
117
義肢装具士の専門学校に25歳で入った主人公。本当は高校を卒業してすぐに入る人が多いんだそうで他の同級生は皆20歳前後で一人だけ浮いているという設定。ここで3年間みっちりと実習を受ける。義肢装具士とはどういう職業か、どういうふうに作っていくのかという話は目新しくて面白かった。しかし、以前の職を捨ててまで装具士を目指すという理由が老人に「かわいそう」という言葉を咎められただけというのは弱いなぁ。装具士の国家試験に合格した後、どういう夢を持つのかもハッキリとしないなぁ。単なる職業紹介の話ではないと思うのだが…。2021/04/30
kotetsupatapata
113
星★★★★☆ 久しぶりの山本作品の新作は、氏の真骨頂たる"お仕事小説" 普段馴染みのない義肢装具士という職業と、ハンディを持った方々とのふれ合いからの成長を山本さんならではの優しい目線で描いています。 少し意味深なタイトルは、神様が作り上げた人間の部位を、新たに創成する事を果敢に挑むという事なのかな? 戸樫君の熱い目的意識と、少し年嵩のすれた感覚のさえ子の対比や、ハンディを持った人とのわかり合えない苦悩や葛藤は肯くことしきりです。 それ以上にビックリなのは・・ え~醐宮さんどうしたの?? 2020/12/27




