高峰秀子との仕事〈2〉忘れられないインタビュー

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103222330
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0095

出版社内容情報

人生の後始末とは。生きることとは。ともに重ねた仕事を軸に、授けられた宝物を描く渾身作後編。高峰が成瀬巳喜男監督を語った記事など貴重記録も収載。

内容説明

二十年余、ともに紡いだ仕事を軸に、大女優から授けられた数々の“宝物”を描く力作後編。「人間の絆」の尊さが胸をうつ。高峰氏ロングインタビューなど貴重な記録も多数収載。

目次

矛盾する二つの思い
高峰さんが授けてくれたもの
一期一会
人生の後始末いよいよ本格化
人生の後始末そのダイナミズム
美しさの意味
迷惑な訪問者と高峰の真骨頂
大女優の魂の言葉
始末のいい女性
生きること

著者等紹介

斎藤明美[サイトウアケミ]
1956年、高知県生まれ。津田塾大学卒業。高校教師、テレビ構成作家を経て、「週刊文春」の記者を20年務める。2006年、フリーとなり、現在、「オール讀物」で「高峰秀子という映画史」を執筆。1999年、初の小説「青々と」で第十回日本海文学大賞奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ケニオミ

4
昨年の「高峰秀子の流儀」から好んで斎藤明美さんの「高峰秀子」本を読んでいますが、高峰氏の生き方に圧倒されっぱなしです。「過去を振り返らず、自らの業績に恋々としない」潔(いさぎよ)い生き方をこれほど実践されていた方は世間広しと言えどもそうはいないと思います。4歳半で養女となり、義母の一族郎党の生活を支えるため、小学校にもほとんど行かせてもらえず、嫌でたまらない映画の世界に5歳から身を置き、働き続けた高峰氏。人間の嫌な面を見続けてきた彼女だから到達した境地でしょうが、そのレベルの高さに脱帽です。是非ご一読を!2011/10/09

寿里子

1
これから秀子&成瀬巳喜男の映画、見ようと思います。2014/05/18

1
高峰さん、いいね。2011/08/15

シマリス

1
女優としての高峰さんのことは残念ながら知らず、高峰さんの書く文章に惹きつけられる。どの作品も何度も読み返したくる魅力がある。 高峰さんの真髄とも言える「潔さ」で女優を引退し、文筆からも離れられる気持ちはよくよく理解できる一方で、ファンとしては晩年のご様子、お言葉を知りたいという欲求がある。その意味で斎藤明美さんとの出会いはご夫妻やご本人のみならずファンにも最高のプレゼントと思う。 成瀬監督の作品を観てみたいと思った。とくに「浮雲」2011/12/09

もまちそ

1
一流の人は一流の人とのつながりができるのだなあ、と。斎藤氏による高峰秀子関係の本をいくつか読んだが、彼女だからこそ高峰さんの魅力が引き出せたのではないかと思う。一流の高峰秀子に認められた斉藤明美が他の人について書いたものが読みたくなった。2011/09/11

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