奔馬 - 豊饒の海2

奔馬 - 豊饒の海2

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  • サイズ B6判/ページ数 368p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784103210191
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

amanon

1
思った以上に引き込まれて読み終えることになった。前半に掲載された「神風連史話」には、最初正直鼻白む思いがしたが、これがこの小説全体の鍵を握る存在であるとは…神風連の非合理、あるいは反合理とも言える行動に心酔し、その精神を生きようとする昭和初期の若者の姿は、以前だったら何とも言えない嫌悪感を抱いた筈だが、昨今の世相も相まってか、ある種のシンパシーを感じてしまう。彼らの行動を全面的に肯定するわけではないが、今時の保守系政治家にはない純粋に国を思う気持ちには、顧みるべき物が多くあるように思えてならない。2012/12/06

kuboji

0
『春の雪』の清顕に比べて勲の行動や心情はわかりやすくて、話に入りやすい。美しさが印象に残った前者に比べて、こちらは信義とは何かといったことが強く描かれていた。いちばんよかったのは裁判のシーンで、槙子や宿屋の主人が証言するところ。本多はやはり義理堅く、冷静で聡明な人物だった。2012/02/17

まぁ

0
春の雪とはだいぶ趣が違っているが、若さゆえの突っ走り具合は通じるものがある。続きを読んでいないけれど、三島由紀夫のその後の行動に直接つながるのではないかと思ってしまった2009/12/29

1131you

0
清顕の無茶苦茶さに比べたら勲はちょっと魅力ダウンかな。志士の精神みたいなところは斜め読みしてしまったし神風連の本の所は飛ばしてしまった。槙子をもうちょっと掘り下げても良かったかも、続編に出てくるのかな2023/08/26

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