軽いつづら

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軽いつづら

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103206064
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

豆腐のルーツに思いをめぐらし、女性の名前と時代の関係を語り、オチョクルという言葉の語源を探る。背広のボタンの正しいかけ方を説き、紳士はなぜいつも鉛筆を持っていなければならないかを論じ、果ては、上野の西郷隆盛像の犬の名前について講義する―。軽妙にして洒脱な話満載のエッセー集。

目次

六七三五
ビールの飲み方
花柳文化
電報譚
芸者小勝
先生
省筆譚
陸軍大臣
盲亀浮木
逃げる
西田直養
春本譚
秀吉と博文
ネギマの研究〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あきあかね

18
丸谷才一さんのエッセイは、肩肘張らずに読める軽みが最大の魅力だろう。紹介される雑学は、おそらく仕事や生活上役立つことはないけれど、読むと楽しい心持ちになってくる。 例えば、昭和のはじめに作られた「全国うまい物番付」など、見ているだけでお腹が空いてくるし、西方の大関に、地元の播州明石鯛刺身が挙げられていてつい嬉しくなる。 他方で、軽みの中に真面目な話も時折垣間見られる。例えば、古今集を味噌吸物に、新古今をすまし吸物にたとえた幕末の小倉藩士の話に、作品の魅力を分析と比較によって語る文芸批評の原点を見出す慧眼。2023/08/06

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