出版社内容情報
『昭和天皇実録』に記された行幸の詳細をもとに、八十八年・二十四万キロに及ぶ「天皇の旅路」を徹底して調べ上げた空前の鉄道書籍。『昭和天皇実録』で判明した「乗り鉄」顔負け24万キロの鉄道乗車記録! 0歳から87歳まで一年の空白もなく
続いた「鉄道の旅」。?花嫁?を乗せたこともあれば、機関砲四門と一緒の時もあった。君が代と万歳の嵐に占領軍もたじろいだ。緊張のあまり曲がりどころを間違える先導の駅長。1センチの狂いもなくピタリと列車を停める名機関士。奉迎者の熱狂、鉄道員の悲喜こもごもも乗せて走った「天皇の旅路」の全貌。
原 武史[ハラ タケシ]
日本鉄道旅行地図帳編集部[ニッポンテツドウリョコウチズチョウヘンシュウブ]
内容説明
87年24万キロ!5千点を超える発掘資料で解明した「天皇の旅路」、新事実の数々!!
目次
第1章 皇孫時代 明治34年~明治45年(鉄道初体験は生後3ヶ月、日本鉄道で日光へ;小田原電気鉄道電車逆走事件)
第2章 皇太子・摂政時代 大正元年~大正15年(大正期の編成は多種多彩;トラム型蒸気機関車を撮影する ほか)
第3章 昭和戦前 昭和2年~昭和19年(東京近郊の御召牽引機;昭和の大礼 ほか)
第4章 戦後巡幸 昭和20年~昭和29年(戦後最初の「御召」は日の丸を掲げて走った;銚子で御料車内車中泊 ほか)
第5章 象徴天皇時代 昭和30年~昭和64年(新1号御料車誕生;貴賓電車クロ157‐1も完成 ほか)
著者等紹介
原武史[ハラタケシ]
昭和37年生まれ。放送大学教授。専門は日本政治思想史。皇室・団地・鉄道に関する著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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