内容説明
地球の誕生、人類の創世に遡り、はるかな歴史のデキゴトにロマンを馳せる―。長大な時空を、短い物語に花開かせた、星文学のニュー・ワンダーランド!3つの物語、25話。
目次
はじまりの物語(風の神話;表紙の神話;天空の神話;海の神話;やじうま神話;さざれ神話;ブガン神話;しらけ神話)
もしかしての物語(花も嵐も;旅情;海の若大将)
ささやかれた物語(壺;川;緑;雪;鳥 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
寒っ!!
2
星新一らしさは垣間見えるが、やはり年をとってアイデア勝負をしなくなったというか自分の好きなように書いた本という感じ。かったるい長編よりはいいけど、星新一という名前がなければ本にはならなかっただろう。2016/03/26
いつき
1
初星新一。人の感想を読むと本来の作風と違うらしいけどなかなか楽しめる。どこから集めたのかもわからないような神話の物語が面白い。2011/09/07
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
0
1988年11月10日 発行 初版
貧家ピー
0
はじまりの物語、もしかしての物語、ささやかれた物語の3部。 アイデアノートをまとめたかのようなストーリー、装丁が気に入って、下鴨納涼古本市で購入したが、子供の頃に読んだショートショートのどきどきを感じることはできなかった。 2012/09/08
hirayama46
0
後期の星新一は考えオチな作品が多くなっていきますが、この本に至ってはそれが行き着くところまで行ったような、そんな感じでした。なにか、あらゆるものごとを突き放しているような雰囲気すらあります。2010/02/03