珊瑚

珊瑚

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103160137
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0393

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かか

3
九州五島列島で 明治30年代に行われていた サンゴ採りに 魅せられた三人の若者と 時代に翻弄される少女の物語。 38年と39年の大嵐は史実に基づく。新田さんの文章は 自然描写が良い、臨場感溢れる描写である。女性の心理描写に 幾分 物足りなさは感じるが 男 というものの在り方に 何故か 納得させられるものがある。読後感は良。2015/08/05

HH2020

2
◎◎ 江戸時代末期に平戸の殿様が珊瑚を藩の特産物にしようと画策していたという話を最近聞いて、半世紀近い昔に読んだ小説を思い出し再読した。四十数年経っても思い出すほど強い印象を受けた作品だった。舞台は五島列島のさらに先の男女群島。その海で一攫千金的な深海珊瑚漁をするため周防大島からやってきた三人の若者たちの物語である。宝を掘り当てるか命を落とすか。自然相手の状況描写は新田次郎ならでは。山岳小説に限らず本書のように海を舞台にしても同じだ。さて平戸の殿様の目論見はどうなっただろう?むろん叶わなかっただろうなあ。2023/05/21

おか

1
九州五島列島で 明治30年代に行われていた サンゴ取りに魅せられた三人の若者と時代に翻弄される少女の物語。38年と39年の大嵐は史実に基づく。新田さんの文章は自然描写が良い、臨場感溢れる描写である。女性の心理描写に幾分物足りなさは感じるが 男というものの在り方に 納得させられるものがある。読後感は良。2015.8/52015/11/10

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