内容説明
比類なき美貌と知性、高貴な身分を持ちながら、青年は、愛に渇いていた。第一級の現代文で、やさしく甦った〈世界の古典〉、絢爛華麗な愛の宮廷ドラマ『新源氏物語』『霧ふかき宇治の恋』が愛蔵本として一巻に収まりました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かもめ通信
7
「源氏物語」読み比べ。“現代語訳”というよりは、“田辺聖子版:源氏物語”、翻案小説といった雰囲気。原典にはないシーンを補ったり、順番を並べ替えたりすることで、展開が追いやすく、臨場感が味わえるという魅力がある一方で、原典と比較しながら読むといった読み方には適さないという難点あり。和歌については、歌そのものを削って、意訳をした会話に置き換えられている箇所が多々。 このため、古典文学を読むというよりは、ボリュームはあるけれど口当たりは軽やかな甘口の時代小説を読むという感じではないかと思う。2014/04/30
三毛猫座(みけ
0
1ヶ月かかって読了。 宇治が、長かった。2014/06/03
ときどきぷろぐらま。
0
年に1度は読み返したくなる源氏物語。何度、よんでも楽しいな。来年は誰の和訳を読もうかしら。2010/04/23
りうかん
0
正月休みを利用して挑戦。源氏物語のとっかかりで、あさきゆめみしの次に読むのはこの小説というのがいいのかと思った(あさきゆめみしはこの小説ベースっぽく感じたので)ほどほどに読みやすくかみ砕いてある、が。にしても長いし本の重量が重くて、文庫本にすればよかったと後悔。 源氏物語の雰囲気をつかむのにおすすめ。2022/01/01
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