内容説明
パラレルワールドからやってきた男に、「君は、すごいんだ」って言われた。私には、気付いていない可能性があるんだってさ。金メダルが狙えるくらいの―だから、走ってくれないかって。「私」の影武者として、あっちの世界で。信じてみよう、この人の言葉を。素人だけど、走ってみる。42.195km。2016年、東京オリンピックを目指して。本気を出しもせずに、生きているつもりでいるのはもうやめた。並行世界の「私」のために、私自身のために―。第20回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。
著者等紹介
里見蘭[サトミラン]
1969年東京都生まれ。早稲田大学を卒業後、編集プロダクションに所属しライターとして映画、TVドラマ等のノベライズを数多く執筆。2004年、講談社X文庫『獣のごとくひそやかに』(言霊使いシリーズ)で小説家デビュー。『彼女の知らない彼女』で、第20回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takaC
79
偶然にも二日続けて(二冊続けて)名古屋国際女子マラソンの話だった。筋もなんとなく似ててちょっとこんがらかった。まあ、昨日の坂井さんのと比べるとこちらはだいぶ非現実的(SF設定はもとより、マラソンランナー事情のあれやこれやも)だったけど、自分としてはこちらの方が好み。え、以前に『ミリオンセラーガール』を読んだときからこの作者は女性だと思っていたけど男性だったのね。今知った。びっくり。2015/10/21
アメフトファン
57
自分に広がる可能性。それに気づかせてくれたパラレルワールド。かなり無理な話にも関わらずあまり不自然に感じる事なく読めたと思います。パラレルワールド。この前の乙一さんのホワイトステップでも出てきた概念ですが、本当にあるのでしょうか?興味深いところです。2014/06/24
BlueBerry
54
パラレルワールドのお話です。私は割と好きでした。ラストは今ひとつ不満が残ったかな。贅沢かもしれないけど(笑。序盤○中盤◎ラスト△2014/03/26
ほあゆに〜♪
28
第20回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。久しぶりにファンタジー物を読んだ。パラレルワールド的なお話は好きな方だったので、グイっと小説の中に吸い込まれた。だが、途中からスポ魂みたいになり・・・、もう少しひねりが欲しかったかな。全体的にはいいお話でした。2019/08/20
あおけん
25
この方の作品を読むのは多分初めてです。図書館でタイトルに惹かれて借りてみました。誰もが1度くらいは考えた事のあるもし、2つの選択肢の中であちらを選択したらどうなっていたか?のもう1つの自分が生きているパラレルワールド物でした。後半は、表紙の走ってる感じからのスポ根に変わっていきました。途中からこんな感じで終わるのかなと思ってた通りの展開でしたが、中々楽しい作品でした。2022/07/09




