内容説明
いろいろ新しい宗教や信仰が、現在、さかんのようだが、それは、人間がつくった神で、祈ったからとて、何の力もない。他に神があるように説いて、信仰をすすめる者が多いが、それは、そう説く者の、私利、私欲によるもので、神とは全く関係ないので、愚かにも惑わされては、恥である…。神は、ただ大自然の親神しか、存在しない。書き下ろし長篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いと
8
95歳かぁ、神シリーズ7冊目。足腰弱って、三歩しか歩けないとか、耳がよく聞こえないとか訴えながらも、なんと!とうとう心がまことになって天上界に行っちゃった。でも戻ってきて、みんなに天界の様子を教えることを神様とお約束。おかげさまでよくわかりました。知らないで読み始めたシリーズだけど、なんて偉大なお方だったのでしょう。日本を代表する文豪さんだったのですね。色々なご意見ありと思いますが、ホラ素直だから、素直に信じちゃうんだもんね♪2015/03/10
ろびん
3
死者に近づいているような様相にも見えますが。2017/06/25
えんぴつ
0
家の中にあった本を再読。芹沢さん懐かしい。教祖様も人間の運命も読みました。沼津の文学館にも行きました。想像を絶する苦学の中、フランスに留学、結核からの復活。作家として名を上げ、まさに誠実一筋に生きた芹沢さんの最晩年に体験した奇跡の出来事の記録です。2023/07/08