出版社内容情報
愛と救いを求めて生きる人間の姿を描く、単行本初収録の小説4篇。遠くから愛を囁いているのは何番目の夫だったか(「記憶」)。孤独な少年がぬくもりを求めた相手は(「さくら」)。雨の靖国神社で出会った人(「めぐりあい」)。若い女性にうつつを抜かす父、亡き夫の親友に抱かれる女、全てを知りながら許す母。悪いのは、いったい誰(「ふしだら」)。最期まで小説を書き続けた著者の珠玉の小説集。
内容説明
愛に真摯に向き合い、生きるために救いを求める人間の姿を描く珠玉の4篇。最期まで小説を書き続けた著者による単行本初収録作品集。