爛

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103112242
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

どんな時も、母であるより女だった──。人は何歳まで恋に生きることができるのか。91歳の著者が女の生と性を描く最新長篇小説。

どんな時も、母であるより女だった──。人は何歳まで恋に生きることができるのか。躰の芯に残された深い歓びと余韻の中で、いつしか切実に死を想うようになっていた──。八十歳を前に自殺を遂げた友人・茜の数奇で奔放な人生を振り返り、愛欲の底知れなさに思いを馳せる人形作家・眸。静かに燃える女たちの波瀾に富んだ生と性を、九十一歳の著者が円熟の筆で鮮やかに描き出す最新長篇小説。

内容説明

83歳になる人形作家の上原眸の元に、長年の友人・大江茜が死亡したとの報せが届く。容姿も声も美しく人を惹きつける魅力に溢れた茜は、16歳までペルーに暮らし、帰国後若くして結婚し二人の娘に恵まれるが離婚、その後は数々の奔放な性を重ねてきた。折にふれ茜のいま夢中になっている情事について聞かされてきた眸は、自身の足跡と重ね、40年に及ぶ二人のつきあいに思いを馳せるのであった。最期まで爛々と輝く女の生と性を、91歳の円熟の筆で描く芳醇な物語。

著者等紹介

瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922(大正11)年、徳島生れ。東京女子大学卒。1957(昭和32)年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞受賞。1961年『田村俊子』で田村俊子賞、1963年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。1973年11月14日平泉中尊寺で得度。法名寂聴(旧名晴美)。1992(平成4)年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、1996年『白道』で芸術選奨、2001年『場所』で野間文芸賞、2011年『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。2006年文化勲章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よちよち

11
表紙は、着物の絵柄のように美しいのだと読後に感じた。しかも、茜や眸のように年を重ねた女性を思わせる深みがる。「奔放な性が主題とは、91歳の作か」と驚きであるが、神も仏も、性と死をも描きこむのは、熟練の技のなせるゆえかも。寂聴ならでわの一冊。2014/03/02

kozy758

10
「爛」を辞書ひいた。「・ただれること。・たけなわ・きらめきかがやくさま。」まさにいいえている書名だ。高齢女性の性を描いた作品である。女性はいくつになっても性欲はあるものだと思った。谷崎潤一郎の描く高齢男性の性より業が深い高齢女性の性だとも感じた。女性の方が長生きするのもなるほどなと思った。2019/05/31

hutaro

8
自由な茜の生き方に好感が持てる。歳を重ねるごとに美しくなる茜だが、自ら命を終わらせた。自殺を奨励しているつもりはないのだが、自らの死期を自ら選択できるのは恵まれていると感じた。ただ、どうしたことかいまいち話には乗り切れなかった。2017/10/01

花猫

7
女性は、色々な部分があって、女、妻、母親、嫁等、あるんだろうけど。ここまで、女の部分にこだわるというか、女に従い、女のままで、自ら命をたった茜。こういう人ほ、あまり同性には、好かれないだろうなー。茜とさっきママの女の部分ばかりを見せられたあとに、眸と慎之助のプラトニックな関係にひかれた。最後は、どうなるのか。いくつになっても女でいたいという気持ちは、わからないでもない。この人たちのようにはできないけれど共感はできる。2019/09/22

aloha0307

7
表題を当初は「残炎」にしようと寂聴さんは構想していたというが、十分に熟して頂点に達しベクトルが下に向かうその瞬間を切り取るなら、「爛」の方が本作に相応しい。 「あたくしのいう愛はいつだって、性を伴った愛」と主人公に語らせているが、これは寂聴さん自身の信念だろう。 90を過ぎても本作を紡ぐことができるとは...寂聴さんに驚愕してしまう...爛:光り輝く、満ち溢れ...2014/07/12

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