家康に訊け

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家康に訊け

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  • サイズ 46判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103110385
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日本再生への道は家康の戦略に求めるべし! 黄昏れゆく時代に光を齎す史論と、伝奇時代小説『宇都宮城血風録』。加藤廣の遺作集。

内容説明

混迷の現代日本の舵取りなら、徳川家康に尋ねよ!サバイバル戦略を欠く信長・秀吉タイプは無用。新データで家康を描き直しつつ、加藤史観が戦国と現代を斬る!伝奇小説『宇都宮城血風録』を加えた遺作集。

目次

家康に訊け(なぜ今、家康なのか;家康を解剖する;天下取りへの三つの階段)
宇都宮城血風録(復讐の誓い;謀略の淵)

著者等紹介

加藤廣[カトウヒロシ]
1930年、東京生れ。東京大学法学部卒。中小企業金融公庫、山一證券等を経て経営コンサルタントに。2005年、長編時代小説『信長の棺』を引っ提げて文壇デビュー、小泉元首相の絶賛を浴びるなど話題を撤いた。2018年4月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ayako

13
前半は家康論、後半は伝奇小説『宇都宮城血風録』という二部構成だ。家康論では、現代でも通用し得る家康の優れた戦略をわかりやすく解説している。このような地道な史実研究があってこそ、氏の作品の深みが出るのだろうなと感心した。また、歴史豆知識も所々に盛り込まれていて、読み応えがあった。後半の小説は、福島正則を主人公にしたもので、スピード感があり楽しめた。2019/03/21

ハッチ

12
★★★★☆徳川家康と魅力を描いたエッセイ的なものと、大坂夏の陣後の福島正則を描いた歴史小説、2つが収録されている。読みやすかったし、福島正則の方も面白かった。2019/05/07

Takanori Murai

11
2018年4月に亡くなられた加藤廣さんの、徳川家康研究に基づくエッセイ「家康に訊け」と、痛快時代小説「宇都宮城血風録」の2部構成の遺作集。このエッセイに記載された家康を軸にして、加藤節とも言える”新説”を加えた、長編小説を読んでみたかった。宇都宮城血風録は、時代通にはたまらないキャラクターたちが続々と登場し、さながら裏オールスターゲームといったところ。作者の、こんなの書いてみたかったという声が聞こえてきそう。戦闘シーンも、展開もまるでRPGアクションの様相。単純に楽しめます。2019/06/16

Book Lover Mr.Garakuta

8
戦国時代の徳川家康に関する小説2019/03/30

さっと

7
本能寺三部作はじめところどころで言及はあったものの決して主役に据えられることのなかった家康。今作もエッセイの形で、駆け足でその軌跡をたどるのみで、秀吉の出自を<山の民>とするような加藤史観の飛躍もなく、一般的な家康論に留まる。その一方で連載未完で併録された「宇都宮城血風録」は短編「神君家康の密書」や遺作長編「秘録 島原の乱」の橋渡しとなる伝奇小説。秀忠暗殺計画の罪で忠臣・本多家が改易された宇都宮城釣天井事件の裏で実は···という本能寺三部作に負けず劣らずの親豊臣派のifを楽しめる伝奇シリーズで誠によろし。2021/12/25

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