帰って来た紋次郎 最後の峠越え

帰って来た紋次郎 最後の峠越え

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  • サイズ B6判/ページ数 276p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103092100
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

「ようやっと、ほんとうの自分に戻れる。これが人生最後の峠越えなんで…」男は淋しく笑い、足を踏み出した―つらい旅はいつ終わるのか。心やすらぐ地は何処にあるのか。約束の地はいまも変わらぬか。ついの住処をめざす男達の宿命の非情と、その幕切れを描く「最後の峠越え」ほか五篇。ひとの世の儚さ、せつなさを渇いた筆致で写しとり、心に灯をともす極上の連作集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんぶん

20
【図書館】再読 紋次郎シリーズも何とか終了。 しかし、良く続いたシリーズです、左保氏はこれまでも何度か掲載ストップを決めたそうですが、その都度、止むにやまれぬ事情で続けて来たそうです。 そりゃあそうですよね、道中物、ミステリー、回数にも限度がある。 徐々に密度が薄くなる、ダラダラ続けても仕方が無い。 まるで、紋次郎の生き方みたい。 それでも、生きて行くのが無宿人、そのままの人生のような生き方(書き方)のような作品です。 後年は切った張ったが少なくなって来た様に感じます。 しかし、寂寞感がたまらなく良い。2023/11/08

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