内容説明
死体を見たら金と思え。死刑囚争奪戦、飛び交う賄賂、臓器目あての殺人…移植大国で横行する日本人も巻き込んだ「死体ビジネス」とは―。北京オリンピックの裏に潜む、移植大国の病める実態。
目次
第1章 臓器の九割は死刑囚から(ある日本人ブローカーとの出会い;死刑囚ドナーのメリット ほか)
第2章 臓器を得るには「カネ」と「コネ」(値上がり続ける臓器;拝金主義の医療現場 ほか)
第3章 中国の常識、世界の非常識(「私たちの臓器はどこに」;死刑囚ドナーに対する批判 ほか)
第4章 臓器があればどこまでも(再開された死刑囚からの移植;大切な医師への接待 ほか)
第5章 臓器問題はどこへ行くのか(フィリピンの画期的な制度;臓器売買か否か ほか)
著者等紹介
城山英巳[シロヤマヒデミ]
1969年生まれ。慶応大学文学部西洋史学科卒、時事通信社入社。社会部、外信部などを経て2002年6月から中国総局(北京)特派員。07年10月に帰国、外信部勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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