暗闘 尖閣国有化

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  • サイズ A5判/ページ数 287p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103069645
  • NDC分類 329.23
  • Cコード C0095

出版社内容情報

日中憎悪の火種として今も尾を引く尖閣国有化。国の電撃発表に至るまでの、野田-石原の百五十日に及ぶ攻防を徹底取材で検証する。

野田VS.石原の「百五十日戦争」、知られざるその内幕を検証する――。二〇一二年四月、石原都知事が米国でぶち上げた「尖閣購入」に対し、野田総理が密かに進めた「尖閣国有化」。動き始めた外務・財務・防衛官僚たち、繰り返される対中シミュレーション、地権者との秘密裡の交渉、そして官邸での「頂上対談」……。関係者への徹底取材で浮き彫りになる真実、総理の決断までの攻防を描く。

内容説明

二〇一二年四月、石原都知事が米国でぶち上げた「尖閣購入」に対し、野田総理が密かに進めた「尖閣国有化」。動き始めた外務・財務・防衛官僚たち、繰り返される対中シミュレーション、地権者との秘密裡の交渉、そして官邸での「頂上対談」…。緊迫のインサイド・ドキュメント。

目次

第1章 一触即発
第2章 爆弾発言
第3章 秘密工作
第4章 頂上会談
第5章 最終決断
第6章 政争勃発

著者等紹介

春原剛[スノハラツヨシ]
1961(昭和36)年、東京都生まれ。上智大学経済学部経営学科卒業後、日本経済新聞社に入社。米州編集総局ワシントン支局特派員、東京本社編集局国際部、編集局政治部などを経て現在、編集局国際部編集委員、日本経済研究センター・グローバル研究室長。コロンビア大学ジャーナリズム大学院国際高等報道プログラム・フェロー、米戦略国際問題研究所(CSIS)・国際安全保障部(ISP)客員研究員、米ヘンリー・スティムソン・センター・東アジアプログラム客員研究員を歴任した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

それいゆ

29
中国と戦争をするかもしれないという「お笑い話」が現実のものとなってきているからこそ、安全保障には覚悟が必要で、期待感を持って国際情勢を見てはいけない。と森本前防衛大臣の言葉を引用していますが、中国は次はどんな行動に出てくるのか?尖閣だけでなく沖縄から太平洋へと進出することを狙っているならず者国家だという認識で対応するしかないのでしょう。2014/01/06

まさのり

2
国有化前後に政治は?ということが分かる本でした。 あの寄付金jどう使うんでしょうか?東京都は?2014/01/08

ワッキー提督

2
2012年の尖閣諸島国有化問題の一連の流れを野田政権内部を中心に纏めた一冊。一連の問題が禍根になりかねないという著者の問題意識に裏打ちされていた。 個人的にもこのように国内政治事情に左右される形で、エスカレーションに繋がりかねない外交的案件をやや楽観的に動かした政権と、それを引き起こした背景をもう一度捉えなおしておく必要があるように思われた。2013/08/14

いわお

1
10年、12年の尖閣諸島に関する日中対立について日本政府の視点からの事実関係がまとめられた力作2020/07/26

都人

1
大変興味深く拝読した。政治が物事を決めるプロセスも面白かったが、やはり人間の判断することで、「理屈」通りにはならないことが解った。2013/09/19

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