シズコさん

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103068419
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

あの頃、私は母さんがいつかおばあさんになるなんて、思いもしなかった。ずっと母さんを好きでなかった娘が、はじめて書いた母との愛憎。

著者等紹介

佐野洋子[サノヨウコ]
1938(昭和13)年北京生れ。武蔵野美術大学デザイン科卒。ベルリン造形大学でリトグラフを学ぶ。絵本作家、エッセイスト。代表作に『わたしが妹だったとき』(新美南吉児童文学賞)、『わたしのぼうし』(講談社出版文化賞絵本賞)、エッセイ『神も仏もありませぬ』(小林秀雄賞)など。2003年柴綬褒賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モルク

115
洋子は4才の時、母と手をつなごうとして振り払われた記憶が鮮明に残っている。母に愛された記憶もなく、母に甘えたり愛することができずにいた。中国から子供を連れて引き揚げてきた母、7人も子供を産んだが3人を亡くした母、おしゃれできれいな人…だけどごめんとありがとうを言わない母。何度も「母が嫌いだった」という言葉が出てくるし、辛辣な言葉も多い。それでも母を施設に入れたことへの後ろめたさ、呆けて少女のようになっていく母にやっと寄り添えるようになる。ご自身も乳癌転移で余命宣告されるなか、大切なひとときだったに違いない2021/10/16

honyomuhito

71
母親と娘の話というのは、怪談話に似ている。お互いは自らを映す合わせ鏡のようであり、親子であることはそれから目をそらすことを許さない。異性であれば可愛さに変わることも、同性の場合は憎さに変わることもある。認知症でそれまでの灰汁がすべて抜けたような母親と向き合い、著者は初めて生きていてよかったんだと自分を許し、母親のことも許せるようになる。著者の幼い頃からの思いを想像すると、余人が軽々にわかるなどとは言えないものがある。https://chirakattahondana.com/シズコさん/2018/12/30

ゆみねこ

65
母が認知症になって、初めて分かりあうことが出来る。。佐野さんの壮絶な母子関係。最近母と娘の関係の本をあちこちで見かけるようになったけれど、同性の場合は反発もよりキツくなってしまうのでしょうか。高齢の母を持つ娘の立場としては、他人事には思えませんでした。2015/02/11

takaC

62
読みかけで数年放置していたが、ちょっとしたきっかけで頭から読み返した。放置している間に著者のヨウコさん自身もご他界されてしまい、本の印象は前回とは微妙に変わったかも。2012/11/03

新地学@児童書病発動中

59
お母さんとの確執を描いた、佐野さんの本。強烈な印象を残す。きれいで、たくさんの子供を育て、家事もバリバリこなすお母さんが歳をとり、次第に弱っていく様子は読んでいて、胸が詰まる思いだった。お母さんに長年嫌われていると思っていた佐野さんが、お母さんと和解する場面は感動的。涙がこぼれた。終戦直後に病気で死んでしまった弟のことを忘れないよ、と誓う佐野さんの優しさが心にしみる。2012/10/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/561098
  • ご注意事項

最近チェックした商品