あのころのデパート

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  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103068136
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

昭和のよそゆきのお出かけは、デパートに行くことでした。独特の流儀や包装紙の掟、店内放送の謎など、デパートの秘密満載エッセイ。

昭和のよそゆきのお出かけとは、家族でデパートに行くことでした――。大食堂でお子様ランチを食べたら、屋上遊園地へ。かつて家族の贅沢な楽しみだったデパートも、時代と共に変わってきました。百貨店の成り立ち、包装紙のオキテ、店員のおじぎの角度や独特の言葉遣い、店内アナウンスや雨が降った時にかかる曲名まで、勤務経験者でないと知り得ないデパートの秘密いっぱいの愉しい読み物。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

pino

148
今の私はデパートが苦手。福袋、バーゲンの争奪戦に勝つ気もなし。(体力もない)記憶の中のデパートは、透明のピアノに、屋上の観覧車、リボンの掛かった箱、包み紙の匂い、お子様ランチ。夢のような世界だった。バブル時代は華やかなディスプレーに誘われ、お高い化粧品を買って背伸びをしてた。元社員の長野さんの辛口の批評は、そんな甘いノスタルジーをぶっ飛ばす。デパートの裏事情を挿みながら、生き残りをかけるデパートの、今あるべき姿を模索しているようだ。それに付き合い体力を消耗したが、なかなか興味深いバックヤードツアーだった。2013/01/15

優希

89
古き良きデパートについて語られていました。幼い頃に訪れたデパート、実際に働いていたデパート。昔はデパートはおめかしして、非日常の世界を覗く場所だったのだなとしみじみと感じました。今では身近なデパートも、かつてはよそゆきのお出かけに行く場所だったのですね。長野さんは元デパート勤務ということもあり、知られざるデパートの裏側も知れて楽しかったです。デパートの秘密を知ることのできる興味深いエッセイでした。2015/09/29

nyanco

45
よそゆき、大食堂、屋上遊園地、ひとつだけのお願い…懐かしい小さい頃のデパートの思い出ですね。かつてのデパートにあったもの、それはそういった目に見えるものだけではなく、お客さまへの心づくしや、接客業のプロとしての心意気、そして客の特別な場所という高揚感。今のデパートから消えていきつつあるものばかりでした。デパートでの勤務経験がある長野さんが今ここに書き残して置かなくては…という思いで書かれたのでしょうね。デパート毎にカラーが違ったりすることや、店員だけが知っている裏話もあり、楽しく読ませていただきました。2012/09/29

藤月はな(灯れ松明の火)

42
yomyomで掲載されていたものを読んでいたのですが途中で購読を止めてしまったのでこの本でやっとまとめて読めました。過剰な敬語(接頭尾に矢鱈、「ご」が付く等)への批判、曖昧なお客の要望、良き時代のお子様食堂と今の自宅と地繋がりになってしまった食事風景の汚さ、包装紙や端切れの再利用など上品に回顧されたデパートの記憶。長野まゆみさんがデパートで働いてきた経験が「ユーモレスク」でのネクタイ売り場の描写や作品での綺麗な日本語、お洒落な小物や着物、優雅で洒落っ気のある登場人物へと繋がっていることを実感しました。2013/01/27

したっぱ店員

40
昔「おでかけ」の場であったデパートを懐かしむ話と思ったら、作者が元デパート勤務ということで、お仕事裏話が多く、エッセイと言うよりノンフィクションの新書のようだった。「へー」「ほー」と思いながら読めたが、お祝いでもらったものを返品する人ってそんなにいるのかー・・というとこに一番驚いた。2013/12/10

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