憂行日記

個数:
電子版価格
¥2,860
  • 電子版あり

憂行日記

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年07月23日 09時31分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6変判/ページ数 380p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103062394
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

松本高校に入学早々、日本は敗戦。混乱のなか昆虫好きの少年に文学への熱い思いが芽生える。北杜夫18歳の息遣いを伝える稀有な記録

内容説明

昆虫少年から文学青年へ―。昭和20年6月~22年12月。「毎日毎日眠られない。親父には手紙を出した。医者になりたくないと」「父から手紙がきていた。愛する宗吉よ、と言う書き出し…もうどうにでもなれ」旧制松本高校で迎えた敗戦。登山、昆虫採集、卓球部、友との語らいが詰まった6冊のノート。父・斎藤茂吉に触発された詩歌、スケッチも収録。北杜夫18歳の息遣いを伝える稀有な日記。

目次

1 昭和20年6月~10月
2 昭和20年10月~昭和21年7月
3 昭和21年8月
4 昭和21年9月~昭和22年6月
5 昭和22年7月~11月
6 昭和22年11月~12月

著者等紹介

北杜夫[キタモリオ]
本名・斎藤宗吉。1927‐2011年。東京青山生れ。旧制松本高等学校を経て、東北大学医学部を卒業。神経科専攻。1960年、半年間の船医としての体験をもとに『どくとるマンボウ航海記』を刊行。同年、『夜と霧の隅で』で芥川賞を受賞。その後、『楡家の人びと』(毎日出版文化賞)、『輝ける碧き空の下で』(日本文学大賞)などの小説、歌集『寂光』を発表する一方、「マンボウ・シリーズ」や『あくびノオト』などユーモアあふれるエッセイでも活躍した。父、斎藤茂吉の生涯をつづった「茂吉四部作」により大佛次郎賞受賞

斎藤国夫[サイトウクニオ]
1947年東京生まれ。高校時代に北杜夫作品に傾倒し、全作品の蒐集を目指す。69年、北の年譜を作り私家版の冊子「北杜夫ノオト」を刊行。73年早稲田大学第一文学部を卒業、中央公論社に入社。77年『北杜夫全集』の年譜を作成。93年プレジデント社に移る。2000年世田谷文学館で開かれた開館五周年記念「北杜夫展」で略年譜と主要著書目録を作成する。14年、北杜夫が学生時代にカストリ雑誌に投稿した作品を発見(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

K.H.

7
『どくとるマンボウ青春記』の読者であれば題名を見ただけでピンと来る、北杜夫の旧制松本高校時代の日記。編者も書いているが、意外なことに『青春記』に採用されているエピソードはあまり多くはない。強烈な印象を残すパトス氏やヒルさん、あるいは辻邦夫のことなどには、ほとんど触れられていなかった。敗戦、虫のこと、父茂吉風の短歌、登山、そして最後の詩作、と関心や叙述の移り変わりは見られるが、基本的には青春の悩み、特に怠惰な自分への苛立ちが多かったという印象。父の疎開先山形で過ごした夏の描写がいちばん好きかな。2022/04/18

ちゅう

5
戦時中に青年だった作者の日記。この当時には、こういう青年は、当たり前にいたのか、それともやはり珍しかったのか…。後半は詩になる。先が気になるとか、笑えるとか、楽しいとか、そういう日記ではない。2021/12/05

tama

4
図書館本 新刊案内で 私は最初が北ファンだった。こういう内容とは手に取るまで分からなかった。しかし、辻さんとの出会いが書かれてないし(S20.6月?)その後も見当たらない。ほぼ昆虫記(私の最初の北杜夫)、青春記の世界だが辻邦生が出てこない。実はその程度の付き合いだった!?としたらショック。長文書ける才能が既にあった様子。本当は博物学とか昆虫学の方が良かったのでは。読む力もあったけど、高校生バンカラ気質による独りよがりが多いかな。「女は男に対して初めから何か劣っているようだ」一体何があったのやら。2021/12/23

ihatov1001

3
どくとるマンボウこと小説家北杜夫氏の若き頃の日記です。終戦直前の昭和20年6月ごろから旧制高校卒業間近の22年12月ごろまでが綴られています。エッセイ「どくとるマンボウ青春期」にて、日記を読み返した40代の著者があまりの青臭さい内容に耐えきれず、燃やしてしまったという曰く付きの日記です。やはり残っていたのですね。半世紀以上たって日の目を見るというのはファンにはうれしいことですが、泉下のマンボウ先生は恥ずかしさのあまり顔を真っ赤にされているかもしれません。2022/03/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18726083
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品