出版社内容情報
失言しか狙わない「ハイエナ記者」に物申す――嘘と欺瞞を一刀両断。茶番劇と化した記者会見。民主主義に反してでも自らの利益を守ろうとする二枚舌。事実を隠蔽し、美談をでっち上げるこの業界には倫理規定が必要だ。凶弾に倒れた元首相への下衆の勘繰りから「性教育」の歪め方、記者の指詰め伝説まで。20年間、1000回超の名物連載から、厳選した30本で新聞が隠す欺瞞を暴く!!
内容説明
失言しか狙わない「ハイエナ記者」に物申す。茶番劇と化した記者会見。外国紙を翻訳するだけの特派員。今の新聞は「真実」を載せない。
目次
第1章 わが青春の社会部記者時代(尊属に値せぬ親;朝日記者の指詰め伝説 ほか)
第2章 ヒコーキ記者の矜持(傲慢役人に祟る大鳥居;マッカーサーの呪縛 ほか)
第3章 特派員の目で見た世界と日本(サダム・フセインは偉かった;全逓のうぶ毛 ほか)
第4章 やっぱり朝日の記事は奥が深い…(冤罪ラッシュの真相;「天声人語」は不適切につき ほか)
著者等紹介
高山正之[タカヤママサユキ]
1942年生まれ。ジャーナリスト。65年、東京都立大学卒業後、産経新聞社入社。社会部デスクを経て、テヘラン、ロサンゼルス各支局長。98年より3年間、産経新聞夕刊1面にて時事コラム「異見自在」を担当し、その辛口ぶりが評判となる。2001年から07年まで帝京大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tomo
13
☆☆☆☆ 記者クラブの武勇伝、たしかに凄いし、大変だとは思うけど、やっぱり馴れ合いが批判されている現状では、解体やむなしかなぁ。朝日・毎日がひどいのは知っていたけど、出るわ出るわ。法律に守られ新聞社の株式は購入出来ない(経営にタッチ出来ない)し、新聞社がTV局を持つという海外では禁止されているクロスオーナーシップ制度を保ち…「TV・新聞などのマスコミ」って、どっちも経営主体、同じなんですけど。2023/01/02
templecity
9
産経新聞の解説員の著。朝日新聞、東京新聞への批判をする。従軍慰安婦の誤報を含め、新聞の嘘を指摘する 2023/05/25
山嵐電撃吹雪拳
2
まあ、新聞はA日に限らず、どこも信用に値しないな。最近は毒にも薬にもならないくたらない番組を垂れ流すだけの存在だが、テレビも同様だ。著者が心配しなくても、A日を含む紙媒体の新聞は全て、今のペースでいけばあと十年もたないだろうし、その頃には新聞業は採算はとれなくなってるだろう。新聞・テレビ共に記事の捏造や都合のいいように事象を切り貼りして報道する姿勢は、「自分達が世論をつくる」などという思い上がりからだろう。海外報道の翻訳やネット動画の寄せ集めだけで、新聞もテレビもあと何年生き長らえるのかな。2023/09/23
かおりん×2
1
これらのことが全て事実ならとんでもないことです。新聞を学校教育で使う場合、かなり気をつけないといけないと思いました。2023/03/25
しんさん
0
事件の真実・裏側は高山正之の「変見自在」で知ることが多い。日本人の発見・発明が欧米の研究者に盗まれ、いかにノーベル賞を逃したか。また、日本の4大死刑冤罪事件の3件が、血液学権威の東大教授の「偽判定」によるもの…が特に印象に残る。大東亜戦争で日本は敗戦したが、日本の戦いがきっかけとなり植民地支配から世界中で100ヵ国以上も独立国ができた事実が誇らしい。2023/07/04