君がいないと小説は書けない

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君がいないと小説は書けない

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  • サイズ 46判/ページ数 448p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103056560
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

小説は、とてつもなく圧倒的で悲しいほど実感がない。だから僕は君の全てを引き受ける。神に魅入られた鬼才が辿り着いた究極の高み。

内容説明

勤めていた出版社の上司、同僚、小説家の父、担当編集者。これまで誰にも明かすことのなかった彼らとの日々を反芻すればするほど、私は自問する。私は、書くために彼らと過ごしていたのか。そして、最愛の女性・ことり。妻と正式に離婚することができていない私は今、ことりと生活している。しかし、ことりの母親の病気がきっかけで、私たちは別居生活を余儀なくされる。そしてある日を境に、私はことりへの猜疑の念に囚われてしまった―。神に魅入られた作家が辿り着いた、究極の高み。

著者等紹介

白石一文[シライシカズフミ]
1958(昭和33)年福岡県生れ。早稲田大学政治経済学部卒業。文藝春秋勤務を経て、2000(平成12)年『一瞬の光』でデビュー。2009年『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』で山本周五郎賞を、翌2010年には『ほかならぬ人へ』で直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

235
白石 一文は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、著者の自叙伝的私小説でした。面白くなくはないですが、もう小説家としてネタ切れなのでしょうか?引越マニアのパートナーだけは勘弁です。著者が二世作家で、史上初の親子で直木賞を受賞していることを初めて知りました。 https://www.shinchosha.co.jp/book/305656/2020/02/03

アキ

91
自伝的小説ということでしたが、還暦前になると亡くなった知り合いの人の思い出が多くなるのでしょうか。昔を回想する話が多かった。その中で高級食パンの匂いから、25年前にもう亡くなられた先輩の自宅で御馳走になったトーストの味が甦ってくる話への考察が鋭い。記憶とは過去ではなく、そこへアクセスする現在のものなのであり、人生を炎のようなものと譬える比喩に共感する。記憶に時系列はなく、むしろ夢が本当なのではないか。父親との関係は父親を亡くしてはじめてわかることばかり。小説の筋より所々で人生を語る文章が好きな作家。2020/03/22

どんぐり

81
デビュー当時から読んでいる白石さん28冊目。15歳年下のパートナーと暮らす作家が、還暦を迎えてこれまでの来し方を身辺出来事を入れ込んで私小説風に仕上げた400頁を超える大作。著者の編集者時代の話は、以前も読んだことがあるし、私は「私という体験」であるとか哲学めいた話が出てくるのはいつものことで、許してあげよう。ただ、「君がいないと小説は書けない」という不甲斐ない書名を配しているのはどうしたことか、読者からするとても気持ちが悪いのだ。これが白石さんの作家としての創作の生き詰まりを示していなければよいのだが。2020/07/08

Yunemo

71
自伝じゃなく自伝的小説、どこがフィクションなの、という素朴な疑問を持ったままに。あまりにも取り止めが無さ過ぎて、という想いに。大半の作品を身近な感じで受け止めてたのになぁ。随所に白石哲学が散りばめられていて、ただここでいう作品がどの作品かまでは不明のままで。記されてるようにベースが時間と記憶の連関、このために思い悩んだ作品が何点か。人間関係に伴う摩擦係数、等々作品の主題に至る白石哲学が垣間見られて、この点では是としましょう。ただね、ことりさんとの関係については、あまりに自己中心的過ぎじゃない、と問いかけ。2020/03/08

nanako

69
白石一文は好きな作家で、著作はほとんど読ませてもらっています。ここ数年作風が変わってきたことは感じていましたが、この作品はどうでしょうか?ほぼ自伝なんでしょうが、小説としてどうなのか?「?」です。個人的には昔の作品のほうが、それも初期の作品のほうが好みです。次の作品を楽しみにしたいと思います。2020/03/22

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