次郎と正子―娘が語る素顔の白洲家

次郎と正子―娘が語る素顔の白洲家

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  • サイズ B6判/ページ数 219p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103037521
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

内容説明

夫は手に太鼓を、妻は笛を持ち、二人でテレビの野球を見ながら応援の大合奏―こんな、外からはうかがい知れない白洲夫妻の素顔。表現の仕方は不器用だが愛情深い父であった次郎、あくまでマイペースを崩さない母であった正子。嫁してからも隣に住み、晩年の白洲夫妻の世話をした実の娘のみが知る、意外な、時には微笑ましいエピソードの数々。

目次

「何かが変だ」
二人の結婚
新婚旅行の車
御殿場
大磯
母と外国
母の教え
吉田茂さん
父の火好き
スキー〔ほか〕

著者等紹介

牧山桂子[マキヤマカツラコ]
1940年、白洲次郎・正子夫妻の長女として、東京に生まれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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フリージア

39
戦前のエリート白洲次郎氏と伯爵の娘正子氏はどんな暮らしをしていたのか、どんな人物だったのか、娘さんが書かれたとのことで興味深く読みました。秩父の宮姫が正子さんの幼なじみとか、正子さんは家事が全く苦手で、桂子さんが結婚してからは武相荘の隣に住んで食事などみていたとか、次郎氏が桂子さんを連れて二人でイギリス旅行をした話や、次郎氏が列車での中で騒いでいたアメリカ人に堪り兼ね英語で一喝し、黙らせた後何故かそのアメリカ人と親しくなって話していた思い出等々。また武相荘を訪れてみたくなりました。2021/05/05

サトシ@朝練ファイト

29
風の男と韋駄天お正の娘の書いた興味深い本2015/09/06

ふう

28
家庭人としてはなかなか大変なおふたりだったようだが、歯に衣着せぬ辛辣な桂子さんにかかるとかたなし。公人としてのご活躍が既知の情報としてあるので、ひとつひとつ覆されたようでなんだか楽しい。2024/01/22

金吾

25
家族から見た白洲夫婦なので、流布されているイメージと異なる部分もあり興味深かったです。家族ならではの話もあり、思わず笑ってしまうエピソードもありました。2024/06/28

じろ

4
★★★★ こんな母親を持った娘は本当に大変だったんだなぁと笑いながら読んだ。この人も結構文章上手いなぁ。白洲正子さんも品があって上手いけど、この人は口語で素直で面白い。しかしこの母娘はやはり母娘だから反発はし合ってるけど、娘が大人だから笑 なんとかうまくいった感じがする。まぁ娘は思うところいっぱいあったろうけど…白洲正子さんはやはり幸せ者なんだなと思った。この本を読んだからこそ、次に読んでる鳥山さんの本はなんだか現代の教師が書いた表面ツラの本のように思えるんだよなぁ。2019/03/03

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