出版社内容情報
考える時間、待つ時間、夢見る時間……親から子どもへのいちばんの贈りものは「時間」なのだ。人生を愉しむ力を育む遠まわりの知恵。
『クレーヴの奥方』を読むなんて時間の無駄? 遠まわりこそ子育ての極意! 18歳でパリに留学してから40年。フランス人の夫とのあいだの一人息子は、エコールノルマルを目指す20歳。テレビもゲームもない家で、絵本や小説、映画や演劇、ピアノやオペラなど芸術を愉しむ時間をたっぷりと与え、自分の頭で考える力と人生を味わう力をともにのばしてきた。急がない子育てのヒントがたっぷりとつまった本。
内容説明
親から子への一番の贈りものは時間ではないだろうか―。遠まわりこそ子育ての極意。18歳でパリに留学。38歳で生まれた一人息子の、20年にわたる子育ての記録。
目次
子育ては愉しみながら(まあまあの母親に;子どもと魔法;ピアノとともに;いっしょに映画・演劇を;本がもたらす歓び;時間という贈りもの;日常のなかの民主主義)
考える力を育むには(評価システムの弊害;国語をどう教えるか;言葉への感受性を高める;ラテン語とギリシア語を学ぶ意味;なぜ哲学が必修なのか?)
過去を未来につなげる(モードの舞台裏と騎士たち;美術館は人生を変える;現代に生きつづける「歴史」)
著者等紹介
飛幡祐規[タカハタユウキ]
1956年東京生まれ。74年渡仏。パリ第5大学にて文化人類学を、パリ第3大学にてタイ語・東南アジア文明を専攻。フランス人の夫、息子とともにパリ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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