内容説明
百年近く生きたお祖母ちゃんの死とともに、その魂を受け継ぎ「救い主」と見なされた新しいギー兄さん。だが彼の癒しの業は人々から偽物と糾弾される。今は女性として生きる両性具有のサッチャンは彼を支え、その一部始終を書き綴って行く…。構想六年、一人の「救い主」の運命に託して人間の魂の問題を探る、著者が「締めくくりの小説」と呼ぶ長編三部作、遂にスタート。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
amanon
6
20数年ぶりに再読。『100分』で取り上げられていたが、個人的には続編にあたる『宙返り』の方が傑作だと思えたというのが正直なところ。まだ、三部作の内の一作目だから、はっきりしとしたことは言えないが、『宙返り』にあった、切迫した雰囲気や、深い宗教的テーマが今のところ希薄だという印象が拭えない。ただ、ラストでのギー兄さんとサッチャンとの性交シーンとそのことで二人が得た新たな局面には、今後の展開が期待できそうな兆しはあるけれど。また、ギーとその父親及び義母との関係性が気になる。前編の『懐かしい~』も読みたい。2024/08/20
林克也
0
とにかく大江健三郎である。そういう話。2003/04/19
YH
0
一瞬よりはいくらか長く続く間2023/07/18
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