内容説明
ナポリを見て死ねるか…？お馴染み“滋酔郎”が詠む軽妙洒脱な俳句と名所・旧蹟のスケッチを楽しみながら、ローマ、ミラノ、ソレントなどイタリア各地をめぐる旅。遣欧使節が残した旅行記を片手に、前世紀のイタリアの面影を発見したり、失望したり…。芸術とグルメを味わいながら、スケッチも満載の好評シリーズ・イタリア吟行。
目次
眼福記
画伯のサイン
手遅れの夜
カンツォーネの定食
ナポリを見て死ねない
君子豹変
ヴェルミチェリ・ボッタルガ
プッチーニだらけ
オモチャーショック
ゴンドラの歌
最後の晩餐
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
iaraumi
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江國滋さんの俳句を読み、絵を描くのが目的の旅行記。同行している、風来くんと火木氏との3人でイタリア中を移動している。カレンダー用のスケッチを頼まれちゃうくらい、絵までうまいなんて、絵國氏は多彩すぎる。マジックもかなりの腕前とのことだし。途中で何度となく出てくる、岩倉具視の一行が1871年にイタリアに訪れた際の「米欧回覧実記」。漢字が難しすぎる、これを持って120年くらい前と比較してくれているのが興味深い。100年くらいじゃ何も変わっていないイタリアを感じれるあたりがとてもよい。パスポートは俳句の最後の本。2012/09/17
ちびび
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リラの時代の旅行記。旅先で俳句を捻るのもかなか楽しそう。2012/02/21
