出版社内容情報
「ことば」が「せりふ」になった途端、哀しみは笑いに変わる――70作に及ぶ戯曲からこまつ座自ら選んだ、107の名せりふを収録。
「ことば」が「せりふ」になると、哀しみは希望に変えられる――。演劇の力を、日本語の逞しさを信じて、生涯70作にも及ぶ戯曲を書いた井上ひさし。処女作から遺作「組曲虐殺」まで、心に残り続ける名せりふを、30周年を迎えるこまつ座が自ら、107つ厳選しました。「泣く・笑う」「生きる」「ことば・芝居」「人間」といった七つのジャンルに分けて収録した、ファン待望の一冊。
内容説明
「ことば」が「せりふ」になると、哀しみは笑いに変わる―。演劇の力を、日本語の逞しさを信じた、井上ひさし。生涯心に残る、107つの名せりふを収録。処女作から遺作「組曲虐殺」まで、70作にも及ぶ戯曲から、こまつ座が自ら厳選。
目次
泣く・笑う
ことば・創り出す
恋・友情
生と死
人間
世の中
啖呵
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りえこ
18
素晴らしい本でした。心に残る言葉がたくさん。2014/04/25
退院した雨巫女。
12
《私-図書館》井上ひさしの戯曲が好きで学生時代から、脚本ばかり読んでました。読んでない脚本もあり、また、読みたくなりました。2014/01/15
くり坊
3
井上センセ〜〜〜(;_;)。2014/01/07
沙弥
1
井上ひさしのセリフ回しは、さすがとは思うのだけど、 前後がないと言葉に厚みも重みも足りなくなるのかな。やはりこの人の言の葉は、物語の中でこそ、生きてくるものなのだろう。2021/07/31
ヌー
1
地方では生の演劇を観る機会は少ないが、こまつ座の演劇は楽しみのひとつ。以前の演劇をTVやDVDでも観賞できることもある。 戯曲を書くときに、役者の人形(顔写真を貼って)を作り、なにを言わせるかを考える。舞台の立ち位置や動きを再現しながら書いたといいます。当然、脚本の完成が遅くなる、遅筆はそこからきているらしいのですが、それだけ、言葉を大事にした作家だったのです。2017/02/02