出版社内容情報
既にサークルの域は出た。活動内容もそうだが、集う人間の危険度が、だ。ヤバイ奴らが巻き起こす熱血青春ドタバタ劇。理系男子って皆こんなに危ないの?
内容説明
成南電気工科大学機械制御研究部略称「機研」。彼らの巻き起こす、およそ人間の所行とは思えない数々の事件から、周りからは畏怖と慄きをもって、キケン=危険、と呼び恐れられていた。これは、その伝説的黄金時代を描いた物語である。
著者等紹介
有川浩[アリカワヒロ]
2004年、第10回電撃小説大賞“大賞”受賞作『塩の街』でデビュー。『空の中』『海の底』と続く、通称「自衛隊三部作」を次々と発表して注目を浴び、『図書館戦争』は「本の雑誌」の2006年上半期ベスト1に、『別冊図書館戦争1』は、2009年1月号の「ダ・ヴィンチ」で、「好きな恋愛小説」ランキングで1位に選ばれるなど、若い世代を中心に圧倒的支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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射手座の天使あきちゃん
1075
【本書の取扱説明書】(1)必ず先頭から順番に読む (2)学生時代に思いを馳せニマニマ・ケラケラ (3)黒板で涙する (4)本を閉じて、よかったぁ!!と思いながらも、有川さんに軽く嫉妬!(ラブコメ執筆力以外にも、神様からどんだけ才能貰ってるの!?) 何事にも全力で打ち込む主人公達にシンクロして学生時代にワープしちゃいました、満足、満足 イェーィ!! v(^_^)2010/12/23
扉のこちら側
922
読みながら「お店の子は後輩のメガネくんに似てる」と思っていた。私たちも、いつかこんな再会を果たすことを夢見たい。全力で何かに向かっていった学生時代は、社会人となった時の力になる。2010/02/19
ヒロ@いつも心に太陽を!
860
上野にツッコミいれる元山を始め、作中で交わされる機研メンバーたちの会話のテンポが素晴らしい!「暴君だ!この人暴君だ!」「今までそうじゃないとでも思ってたのか?」「確信犯だー!」読みながら私の脳内では1回生達の声が確かに聞こえたね(笑)そして学祭エピソードは秀逸!元山が軍曹モードの場面はおもしろすぎてゲラゲラ笑ってしまった。『全力無意味、全力無謀、全力本気』大学時代はそれが出来ちゃう貴重な季節。あとになって気付くんだけどね。あの黒板は反則だ~泣いちゃったし(笑)久しぶりに母校に行きたくなった。2010/06/06
takaC
846
今までに読んだ有川作品の中で一番気に入ったかも。くどい恋愛話がなかったのが良い。2011/05/12
hiro
839
主人公たちの少々?過激なところは、『三匹のおっさん』に似ているが、有川さんが楽しそうに書いている姿が目に浮かび、読み始めると止まらなくなるほどおもしろい作品だった。今までよく読んだ森見さんの描くヘタレ大学生とは、まったく違うバカさ加減の「キケン」の部員が新鮮だった。もう一度昔に戻って、「キケン」部員のようなバカをやってみたいと思う。ただ有川さんの作品では糖度の低い作品なので、甘さを求める読者にはお勧めできないかもしれない。過激を求める私は、今連載中の『三匹のおっさんふたたび』の単行本化を期待する。2012/01/10
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