写真集 生きる―東日本大震災から一年

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 191p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784103005520
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0072

出版社内容情報

日本の写真家たちが、心から残したいと思った歴史の一コマ。あの日、過去、未来――。日本写真家協会総力結集。永久保存版写真集。

足元まで迫る津波の恐怖の瞬間を、現地の人々の協力を得て収集した第一部「被災」。
昭和30年代から被災直前までの、豊かで美しい東北の姿を伝える第二部「ふるさと」。
そして逞しく立ち上がる人々の姿を追う第三部「生きる」
――日本写真家協会が総力を挙げて編集した、永久保存版写真集。

内容説明

日本写真家協会が総力を挙げて編集した語り継ぐべきその日の真実、豊かな東北の記憶、そして再生に向けた希望の日々。

目次

第1部 被災
第2部 ふるさと
第3部 生きる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

79
様々な葛藤を抱えながらも記録として残す為に写真を撮り続けた写真家たち。その記録です。この地に縁のない私でさえその映像を見た時のショックは計り知れないものがありました。ましてやそれが自分の生まれ育った町、何かしらの縁がある者であったらと考えると、その心中は私の想像を絶するものだと思います。しかし残念ながら何らかの形で記録したものがないかぎり、その痛みを想像することは難しいというのが現状かもしれません。だからこそ自分の心に鞭打ち、記録として残してくれた彼らに感謝の念を捧げたい。★★★★★2013/03/10

寛生

37
【図書館】登録すべきか如何か迷った。写真集はどんなものでも〈カタチ〉が〈カタチ〉でなくなるような〈眼差し〉がこちらにむけられている。それを言語化するためには弱い自分を奮い起たせないといけないし、又それは二日酔いのような気分でもあり。28歳の住職が「瓦礫を前にして、何か知らないけど、ただ謝るしかない」と深々と頭を垂れ手を合わせている。2歳の女の子がカメラをまっすぐに凝視し「パパ、心配しなくていいよ。大きくなったら、文美がみんな直してあげる」という。その二つの写真が心に刻まれる。生きていくしかないのだろう。2014/03/21

てんちゃん

31
日本写真家協会にしか出来ない写真集をと、被災地の伝統文化、在りし日の美しい風土、漁村として栄えた頃の活気溢れる群衆の様子など、様々な種類の写真が収められている。その土地に根をはって生きること、未曾有の災害をくぐり抜けて生きること…。様々な『生きる』をテーマにまとめられた写真集。2018/03/02

きみたけ

24
東日本大震災から10年が過ぎました。当時都内出張中で被災しましたが、都心でも相当の揺れでした。あの惨劇を忘れてはならないと強く思います。この写真集は震災1年後に出されています。震災直後の生々しい写真だけでなく、震災前や復興を目指す人々の「生きる」姿もおさめられています。何より写真の訴求力は絶大だと感じる一冊でした。2021/04/29

Twakiz

23
とてつもない写真集です.まさに震災の日,津波が迫りくる写真,屋上に避難していた方々の多くが流されてしまった前後の写真,がれきや救助作業の様子など「よくこれを撮れた・掲載できた」という衝撃写真の数々.昔の東北の美しい風景や催し,震災後のいろいろの復興の姿.あの日名古屋の勤務先でも揺れたのを思い出した.遠くで何となく応援するしかなかった.あれからもう10年も.部外者がとやかく言える事象ではなかった.今のコロナ禍に地震が重ならないことを祈るのみ.2021/03/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4609535
  • ご注意事項