米内光政

米内光政

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  • サイズ A5判/ページ数 368p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784103004134
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

「米内光政は国に事がなければ、或いは全く世人の目につかないままで終る人であったかも知れない」(小泉信三)。海軍兵学校の席次は中以下、無口で鈍重といわれた男が、日本の存亡をかけて、自らの手で帝国海軍七十余年の全てを葬り去った。最後の海相の人物と識見を描いて、危機に際しての真の指導者とは何かを問う、感動の記録文学。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

atommh

7
米内光政の人となりや、当時の海軍や政府内部を知ることができる作品の1つだと思う。この作品に限らないが、戦争を終結させるのがいかに困難か再認識した。この始めることは容易で、終わらせることは困難であるという法則は、他の事にも適用されると考える。2012/06/15

えちぜんや よーた

5
7回くらいよみました!著者からみて米内さんは、舌足らずな人のような感じだったようです。でも言うべきことはしっかり練りに練って考えているような印象を受けました。また経済専門家ではありませんが、首相時代に統制経済の批判もされていました。とても興味深くおもしろかったです。

零水亭

4
中学受験の合間にこっそり読んだ『軍艦長門の生涯』全三巻(←こらっ!)の後、中学生の頃、読んだ。当時は阿川氏の「海軍善玉・陸軍悪玉説」に心酔していたので抵抗なく読めたが、…今読み返すと、イマイチ腰が重かったり、もうちょい終戦を早められなかったかとか、言葉足らずで何がしたいのかよく分からなかったりとか、親米三羽烏とか「見識を示した」とかいっても何か空々しい感じがする。 一般に「何をしたいのかよく分からない人間」とは付き合いにくいし、他人に理解されにくいと思う。 阿川氏の作品では親米三羽烏モノは失敗作かと。  2019/07/11

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