芥子の花―金春屋ゴメス

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103003120
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

上質の阿片が海外に出回り、その産地として、日本をはじめ諸外国から槍玉に挙げられた江戸国。老中から探索を命じられたのはご存知「金春屋ゴメス」こと長崎奉行馬込播磨守。ゴメスは、異人たちの住む麻衣椰村に目をつけるが…。辰次郎、NY出身の時代劇オタク・松吉、海外旅行マニア・奈美といった面々はもちろん、女剣士朱緒をはじめ新メンバーも登場し、ますますパワーアップした異色時代小説。

著者等紹介

西條奈加[サイジョウナカ]
1964年北海道生まれ。都内英語専門学校卒業。『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちはや@灯れ松明の火

66
火事と喧嘩は江戸の華、時が流れし近未来でも江戸っ子の威勢のよさは変わらない。闇に根を張り悪意を糧に開く花、御禁制の阿片を追って長崎奉行金春屋ゴメス一味が江戸の町を駆け巡る。芥子信仰を持つ異人村の少年、ゴメスとは犬猿の仲の北町奉行、裏金春の新たな仲間にして凛然たる女剣士。視えぬ所で彼等を繋ぐ糸は江戸国を覆さんと根深く張り巡らされた邪悪な陰謀、町を揺さぶる大事件もまた江戸の華。そして日本育ちの下っ端小者辰次郎に芽吹いた淡い恋の花、ほんのり朱に染まりゆくも未だ固い蕾。いつの日か花咲く日は訪れるのか、乞う御期待。2010/12/18

sk4

64
江戸幕府の転覆を目論む十万保基ファミリアと、たくましくなった辰次郎や新入り美人女武士らを率いるゴメス軍団、同心たちとの対決。 読めば読むほどに【ゴメス】≒【ラオウ】と思ってしまう。でも、文庫版に描かれているゴメスの姿を見てしまうと、ゴメスに抱かれるぐらいならラオウに抱かれた方がまし、と思ってしまう。 次につながる伏線がありつつ本作は終わるので、次作も楽しみです。2013/05/04

まど

50
ゴメスの2作目。辰次郎かっこよかった!怪物親分ゴメスより強くなるかも…と期待。金春屋のごはんもおいしそうだし、裏金春屋の団結力や人情も大好き。おもしろいシリーズなので次の作品が楽しみです。2012/02/06

ゆみねこ

48
あぁ、面白かった!前半、中々人のつながりやお話が頭に入って来なくて珍しく集中できない読書だったけれど、辰次郎と松吉が密命を帯びて潜入したあたりから、一気に盛り上がって楽しかった。ゴメス、その名前を聞いただけで震えあがる(笑)朱緒さん、格好良かった!続編、予定がないのかしら?あったら読みたいのに。2013/09/29

れいぽ

46
今回もラオウと黒王…じゃなかった(汗 すずちゃんと黒鬼丸が悪を蹴散らしますw人情あり、陰謀あり、大立ち回りありで一気に読めました。続編あるのかなぁ。1作目、2作目と対峙する相手が段々大きくなってきてますねー。すずちゃんの江戸入国前もナゾに満ちていることですし、続きがあるとしたら、今度の敵は国連がらみのインターナショナルな相手だったりしてw2010/09/06

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