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新潮oh!文庫
東京少年昆虫図鑑―「むし」と「まち」をめぐる46話

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  • サイズ 文庫判/ページ数 195p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102901052
  • NDC分類 486.04
  • Cコード C0145

内容説明

ボンネットバスが走っていた表通り。ポンプ式井戸があった路地裏。扇風機が首を振っていた茶の間。そんな「僕たちの風景」のなかにはいつも、虫たちがいた。

目次

正月のアカタテハ
リビングのカマキリ
テントウムシの野
住宅街のスワロウテイル
「ブーフーウー」とモンキチョウ
カミキリムシとイチジクの光景
縁側のシオカラトンボ
ニイニイゼミの初鳴き
ギンヤンマ柱
神社のタマムシ〔ほか〕

著者等紹介

泉麻人[イズミアサト]
1956年東京生れ。コラムニスト。『東京23区物語』『B級ニュース図鑑』『東京自転車日記』など著書多数

安永一正[ヤスナガカズマサ]
1953年東京生れ。美学校細密画工房に学ぶ。イラストレーター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

43
2001年刊。1956年生まれの泉麻人氏が、子供時代に東京で出会った虫のミニ図鑑。46種それぞれにエッセイと美しいイラストが添えてある。文章は穏やかで時々ちょっとクール。なんて事ないディテールが5歳下の私には懐かしい。落ち着いた和服のようなアカタテハを静かな路地裏で度々見た話。昔はたくさん居たアゲハの翅がハッとするほど上品だった話。町中でもシオカラトンボを見られる場所が結構あった話。マンションに引っ越す前は、カナブンやカマキリが窓から飛び込んで来ていた話。著者のオタク心は虫によって養われたようだ。2022/07/24

つちのこ

3
2001年購入。何度も再読を繰り返している大好きな作品。昭和30年代生まれの男子は、みんな虫好きだった。食事中に電灯めがけてドウガネブイブイが飛び込んできた話とか、俗に「便所コオロギ」と呼んで嫌ったカマドウマなど。身近な虫の話をノスタルジックに語る文章もいいが、何といっても驚くほど精密に描かれた安永一正氏の絵が最高。これを眺めるだけでも損はしないはずだ。(2007.2記)2007/02/18

はえ太

0
おなじみの昆虫たちをめぐるエッセイ集。イラストも美しい。

むん

0
昭和40年代初頭の下落合がこんなに虫がいたのかと羨ましくなりました。安永一正さんのボタニカルアート調の挿絵が素晴らしい。2012/10/23

いわさんたろう

0
泉麻人さんって本当に子供の頃のことをよく覚えてますよね。同年代なのにほとんど何も覚えていない。2007/07/23

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