内容説明
大きいほうが良い?イクってどういうこと?巷にあふれる性の俗説、迷説、珍説、謎、謎、謎…ぜんぶ調べてみました。男も女も、スキな人も淡白な人も、必読。セックスにまつわるウワサ話、大検証。
目次
短魔羅の歴史
短魔羅の実際
魔羅研究所へ
魔羅の常識
魔羅と乳
魔羅の敵
デカ魔羅の真実
魔羅のよしあし
イメージ上の魔羅
近代性科学の魔羅と菩々〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Katsuto Yoshinaga
3
「性に関して、男は男同士で男に向けて語り、女は女同士で女に向けて語る」だからお互い言う事や信じる事が噛み合わなかったりする。男と女は、もっと自分の事を晒して欲しい、と著者が語る。タイトル通りに卑猥でお下劣な内容だけど、実は冒頭に記したようにとても真面目な意図が貫かれている。みんな愛がどうのこうのというくせに、本書のような事は語りたがらないんだよなぁ。約500頁に及び魔羅と菩々の事を、延々と真面目に、よくぞここまでまとめたものである。私は凄いと思い、楽しく読めたが一般ウケはどうかなぁ…(コメに続く)2018/01/31
caniTSUYO
2
今や新大久保なんかのレイシストのデモへの抗議活動で有名なライター松沢呉一氏の本業である性風俗、というかタイトル通り性器にフォーカスしたのが本書。しかし、気がつけば男性器の良し悪しとは何が基準なのか?から始まって、恋愛至上主義や男に依存するオーガズム論で構成されるセックスに関する情報で女性が抑圧されているという事実を浮き彫りにする展開は流石である。マイノリティーやニッチな事柄への興味からおかしな体制側のルールや空気感に一石を投じる姿勢は今も昔も変わりはない。2013/05/30
Toshi
0
松沢呉一、最高に面白いです。これ絶対おすすめです。2009/10/21
pudonsha
0
あとがきで、商品価値のない原稿を書き続けることは難しい、需要のないことに興味をもってはいけないなどと書かれていたが、少なくとも私には届いた。これだけの資料を漁る松沢さんの熱量が凄い。2011/11/13
見ぇーた
0
P.74に著者が「この後300ページくらい飛ばしてもいい」とおっしゃるので、そろそろ飽きて来たところでもあったので飛ばそうと思ったが、そう言われると読みたくなるもので、最後まで通読してしまった。読了して、やはり300ページ飛ばせば良かった!と後悔。目次の次のページに「チ」類単語出現回数758、「マ」類単語出現回数777とあるが、数が示す通りそのことしか書かれていない。巻末の参考文献、索引は丁寧で、さらにツッ込んで学習したい者には便利!有名な書物や人物が述べていることは「炬燵理論」に過ぎず、当てにならない。2025/02/25
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- 和書
- 科学的認識の理論