内容説明
煙草は我慢してやめなければいけないものなのか。健康のためでも社会的圧力のせいでもなく禁煙した著者が、苦しいとされている禁煙を「愉悦」として説く。
目次
1 禁煙の発見
2 禁煙の稽古
3 禁煙の現場(禁煙とパスタ料理;禁煙と犬の散歩;禁煙と漢詩 ほか)
4 禁煙の本棚(禁煙の日記―南方熊楠と西田幾多郎;禁煙を遊ぶ―吉野秀雄と作家たち;禁煙の奇書―安田操一とズヴェーヴォ)
5 禁煙に乾杯
著者等紹介
山村修[ヤマムラオサム]
1950年東京生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。現在、青山学院大学図書館司書。著書に「気晴らしの発見」がある
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感想・レビュー
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chie
21
ハードカバーの方で、四半世紀ほど前に、図書館で借りたことがあるが、最後まで読めずに返却した。25年ぶりにブックオフで再会し、読み直して、感動した。エッセイを超えている。普通の喫煙者が禁煙をしようと決意する理由に、著者は疑問を持つ。優柔不断であるし、禁煙してもなお離脱症状に見舞われながら、禁煙は減算ではなく加算であるという思いは揺らがない。いつの日か私も禁煙の本番を迎えた時には、この本が頼りになるに違いないと思えた。2024/11/03
春ドーナツ
1
私も禁煙を楽しみたいなと好奇心にかられながら、以下省略。2011/08/24
yashima-s
1
愉しくはない。2009/04/26
あーさー
0
山村修さんが、何度目かの禁煙の末に成功した経緯を綴った一冊。ストイックにではなく「愉しみ」ながら禁煙に臨んでいます。私は一切吸わないですけど、楽しく読みました。2023/11/28