内容説明
二十世紀とはどのような時代であったのか。1901年から2000年までの各年の文化、生活、政治、社会風俗などに関わる新語や流行語からキーワードを選び解説を加えたのが本書である。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
15
言葉の語源がわかると共に時代背景もわかります。知らない言葉も多くまたそうなんだと思う言葉もあり面白かったです。2021/09/25
がんぞ
2
始めから読んでいくと、たとえば「過激派」という語は、ロシア革命(第一次)でケレンスキー政府が成立した際、レーニン等のボルシェビキを呼んだ新語という事情がわかる。皇帝を殺し帝制を否定し議会も暴力で乗っ取った旗印は《反戦》=無併合、無賠償の即時停戦 (帝制時代の借款無視も)では国民はともかく日本政府の印象は良くない、「シベリア出兵」につながった。後から考えると愚かでも「白軍」にも勝ち目はあるように見えた/近衛文麿は『蒋介石政府を相手にせず』宣言で自縄自縛となり、大政翼賛会政治で対米開戦は言葉による感情的暴発か2013/11/02