新潮oh!文庫<br> 潜水艦諜報戦〈下〉

新潮oh!文庫
潜水艦諜報戦〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 398p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784102900130
  • NDC分類 391.6
  • Cコード C0198

内容説明

敵の鼻を明かせ!極寒の海底に伸びるソ連軍通信ケーブルを密かに盗聴するため、奇想天外な作戦が決行された。新たな米ソ軍事史・スパイ史を提示するリアルな調査報道リポート。

目次

8 オシュコシュ・ビーゴッシュ
9 五億ドルの砂の城
10 勝利と危機
11 王冠の宝石
12 信頼するが検証する
エピローグ

著者等紹介

ソンタグ,S.[Sontag,Sherry]
調査報道を専門とするジャーナリスト。コロンビア大大学院で学位取得。ナショナル・ロー・ジャーナルのスタッフ・ライターを経験。それ以前は、ニューヨーク・タイムズに寄稿

ドルー,A.L.[Drew,Annette Lawrence]
『潜水艦諜報戦』の調査員。プリンストン大学で政治学の博士号を取得

ドルー,C.[Drew,Christopher]
調査報道ジャーナリスト。ニューヨーク・タイムズのプロジェクト担当デスク。1995年にタイムズに移籍するまで、シカゴ・トリビューンのワシントンDC支局に勤務
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

大蔵大臣

2
下巻はニクソン政権から冷戦終結直後の90年代までを扱っている。上巻と同じくソ連領海内での米海軍の攻撃原潜による秘密活動が描かれているが、ここでは1970年代から1980年代後半にかけてオホーツク海・バレンツ海に敷設されたソ連の海底ケーブルを盗聴する作戦が中心。70年代になってくるとソ連も静粛性を向上させた原潜を開発するようになり、米海軍の原潜が逆に追尾されることも増えてきた。それに米国内部に潜むソ連のスパイが盗聴作戦を暴露するなど米海軍の秘密活動がここでもその脆弱性が明らかになっている。2025/02/24

うたまる

1
「ソ連邦は米国と戦う意思をこれまでもったことがないし、いまもそうした意思はない」(ゴルバチョフ書記長)……ソ連側の言い分を丸々信用するわけではないが、それでも軋轢の原因の大半はアメリカ側にあるだろう。そもそもアメリカが世界中で嫌われているのは、自国の国益を追求するあまり平然と他国を蹂躙するからだ。そしてその報復を恐れ、予防策として本書のような違法な諜報活動を行っている。それなら初めから他国を尊重すればいいだけの話。それを度外視した著者の「祖国を最大限、防衛しえた」との肯定的評価は、典型的な夜郎自大だな。2024/03/06

ELW

1
 付録に属する部分の長大さに驚かされた。文庫本でこんなことをした 出版社に敬意を表したい。ケーブルの盗聴がインターネットの監視、盗 聴にかわったんでしょうね。wikileaksやスノーデンのことを冷戦時代 の人々は信じられないでしょうね。『ライトスタッフ』を読んでおいて 良かった。2014/05/30

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