内容説明
かつて愛したマリイカが映画デビューする。報道カメラマン・ボロは、愛を確認するため、ブガッティを飛ばした。だが、女は愛を躊躇い、再会を祝すライカを贈るだけだった…。偶然撮ったライカに重大機密が刻印されていた。ボロのフィルムを奪うため、ナチはマリイカを軟禁。ボロは巧妙な作戦でマリイカを救出し、パリ行き列車でドイツ国境突破を謀る。軍用機で追うナチ。超大型冒険小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Cinejazz
19
〝1931年11月､雨のパリ。ハンガリ－を祖国にもつ報道カメラマン＜ボロ＞は､ナチ党が隆興するドイツで映画女優となった従妹＜マリイカ＞との再会を熱望していた…。偶然の成り行きから､ミュンヘンの｢ホフマン写真館｣で､ボロがライカで撮ったフィルムには､態度のでかい風采のあがらぬ男が､店の金髪娘に戯れる様子が映っていた…。ナチ高官らからの執拗な追撃から逃れ､ベルリンのマリイカを救出し､ドイツ国境突破を余儀なくされることに…〟フランスで人気を博したという「ボロシリ－ズ」(全5作)の第一作目となる歴史冒険活劇｡↓2025/10/08
