内容説明
「死のカルト集団」イスラム国（ＩＳ）のテロがアメリカ全土で勃発する。エルサルバドルで訓練を受けた“細胞”たちが蠢き始めたのだ。ワシントンＤＣ圏、フロリダ、ラスヴェガス、ニューヨークと、各地で軍人や政府職員らが次々と毒牙にかかる中、“ザ・キャンパス”工作員は、テロ攻撃の元となった機密情報源であるルーマニア人を突き止めた。この人物の動向を監視するため、工作員は現地へと向かう。
著者等紹介
グリーニー，マーク［グリーニー，マーク］ ［Ｇｒｅａｎｅｙ，Ｍａｒｋ］
１９６８年テネシー州メンフィス生れ。メンフィス大学卒業。２００９年、デビュー作『暗殺者グレイマン』が世界的ベストセラーとなる。’１１年からはトム・クランシーのジャック・ライアン・シリーズを共著者として手掛け、クランシー没後、『米朝開戦』以降、同シリーズを書き継いできた
田村源二［タムラゲンジ］
１９４７年東京生れ。訳書多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ～ 1件／全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
149
第２巻に続いて転の第３巻、いつもながらの展開です。続いて、第４巻ですが、図書館の配本スピードが予想より遅く、少し間が開きそうです。全四巻一気読み予定だったのですが･･･トータルの感想は、全四巻読了後に。 2019/07/19
Panzer Leader
54
前巻から続く手に汗を握るアクションシーンはあるものの、一寸おとなし目の展開の３巻目。情報漏洩者の正体を暴いたザ・キャンパスがルーマニアに飛ぶ。またイスラム国の暗殺者たちが標的とする最重要人物とは一体誰なのか？大きく動きそうな予感をはらんで最終巻へ。2020/03/11
翔龍パパ
30
アブー・ムーサ・アル＝マタリ率いるＩＳ細胞テロリストのアメリカ政府要人への襲撃が続く中、ジャックJr.とギャヴィンによって情報漏洩の犯人を探り、遂にルーマニア人のアレクサンドル・ダルカを特定した。いよいよクライマックス。最終４巻に続く…2019/10/13
Yunemo
22
本編、何といってもジャック・ライアンの怒り、もどかしさ、アメリカ合衆国大統領としての決断に至るプロセスにドキドキ感で一杯。もっともっと小さな世界、組織でも、お粗末な仕事振りと脅威(リスク)を真剣に受けとめなかった者のために組織崩壊することがいろんな場面で見られれる事実、歴史の中でも現実の世界でも。脅威が現実に存在することを理解する必要があること。その際に人が見せる反応は、「無視する」か「ひどく怯える」か、そのどちらか。確かに大統領の決断と自身の決断と、雲泥の差はありますが、ベースは同じと捉えて自己満足感。2020/05/24
わたなべよしお
17
いやはや、グリーニーの魅力が満載ですね。早く読みたい！と、なかなか止まりません。2019/06/04
