内容説明
テロリストが国連ビルを占拠した!人質となったのは各国大使及びビル内での演奏会を控えていた15人の少女。その中にオプ・センターのフッド長官の娘も含まれていた。犯人は90分以内に2億5千万ドル用意することを要求。国連は緊急会議を招集したが定刻が過ぎ、大使一人が射殺された。早急に行動しなければ犠牲者は増すばかり。フッドは娘を救出するために奇襲作戦を強行した。
著者等紹介
クランシー,トム[クランシー,トム][Clancy,Tom]
1947年ボルティモア生れ。保険代理業を営む傍ら9年がかりで執筆した『レッド・オクトーバーを追え』で、’84年一躍ベストセラー作家になる。豊富で該博な知識と詳細なデータをもとに現代戦の実相を描き、ハイテク軍事スリラーの元祖となった
ピチェニック,スティーヴ[ピチェニック,スティーヴ][Pieczenik,Steve]
精神科医・作家。ハーバード大卒後、マサチューセッツ工科大で国際関係論の博士号を取得する
伏見威蕃[フシミイワン]
1951年東京生れ。早稲田大学商学部卒業。商社勤務を経て翻訳家に
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感想・レビュー
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absinthe
116
後半が尻つぼみの気もするが…。意外性を持たせたかったのか主人公の最後の活躍が唐突だ。なんだか、戦闘中の予想外のアクシデント(Tクランシーが良く好む)が双方に起こるが、その所為でなんだか置いてきぼりを食わされた感もある。巨匠だけあって見どころもあるが不満も残る作品になった。無血の平和という建前にこだわりすぎると現実を見失うと言うことが言いたかったのか。2016/08/22
こまち
4
テロリストを応援してしまうぼく。2018/12/22
パーやん
3
時間繋ぎには、いかにもアメリカって云うトムクランシーが最適か。敵が国際法に違反したからと云ってこちらが違反して良いと云う訳じゃない。復讐の連鎖を断ち切る為にも、目には目をじゃいけないのよ…事務総長チャタジーのお説はご尤もm(__)m。わかっちゃいるけど、ここはGOなんですねぇ…。結果が良ければ世論は後からついて来ると。2015/04/12
greenpeanuts
1
初めは人物相関が捉えにくいが後半の戦闘シーンはドキドキする2009/05/06