内容説明
34歳の英語教師サラは、恋に落ちた。理想的な家族とやり甲斐のある仕事に恵まれ、夫以外の男性など考えもしなかったのに。魅力と謎に溢れたアンドリューの強引なキスで始まった情事に、彼女はのめり込んだ。彼が、実はマフィアの若きボスであり、地区検事補の夫が、起訴しようと捜査中であることも知らず…。ベストセラー作家が技巧を凝らして描く、迫力満点のサスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GaGa
36
マクべインの未読作として期待して読むも、らしくない官能サスペンスでびっくり(笑)でも、さすがと言える手法でぐいぐいと読ませます。なんとなく、物悲しさも漂う感じ。佳作と呼んでいいでしょう。ただ、昨今、マクべインはただでさえ絶版が多い中(というかほとんど絶版)この作品の再版はないだろうなあ。2013/05/06
musis
16
サスペンス。想像以上に面白かった。地区検事補の夫を持つサラが、マフィアのボスのアンドリューにのめり込む。そのマフィアを捜査している夫、マイケル。サスペンスだけではなく、サラやアンドリュー、マイケルの心情、関係もしっかり描かれていて、やや厚い本だが最後までずっと面白く読むことができる。途中で、自然とはらはらする感覚も持つことができた。何故か、次第にアンドリューの肩は持ちたくなるから不思議だった。2014/10/14
Alice@JazzCafé
2
マクベインの警察小説を読んでみようと思って見つけた本がこれ。でも87分署でも警察小説でもなかった。サスペンスと言うよりは、個人的見解ではこれはロマンス小説ですね。不倫ものはあまり好まないのですが、これ結構純愛でした。それにしても盗聴された会話のエロいこと!って言うか、日本人にはちょっとあんな会話は無理かもって...。“若くて美青年でお金持ちで年下攻めのイタリア系マフィアのボス”っていう設定に萌えました。翻訳された田村氏は、トム・クルーズ(95年当時)をイメージされていたようですが、自分はマット・ボマーで!2012/05/30
Carella87
2
ハンター名義なので(邦訳はマクベインだけど)ミステリミステリしてないけど、そう読んでも面白い。中盤若干だれるけどハンターやから読み飽きない。これが87分署モノとして書かれたらまた違った面白さもあったのかな?2012/01/12
tai65
1
星4つ2014/02/06
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