内容説明
1937年7月2日。史上初の世界一周飛行に挑戦中の女性パイロット、アメリア・イヤハートが南太平洋上空で行方不明となった。半世紀以上を経た今も、失踪の真相は明らかではなく、様々な憶測を生んでいる。果たしてアメリアは事故死したのだろうか。あるいはスパイとして日本軍に処刑されたのか。「20世紀最大の謎」と呼ばれる失踪事件の真実に迫る、力作ノンフィクション。
目次
第1章 ラエ
第2章 女主人公
第3章 名声
第4章 スパイ?
第5章 戦争
第6章 逆方向
第7章 企図
第8章 行方不明
第9章 救援要請SOS
第10章 発見
第11章 トーキョー・ローズ
第12章 結論?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うにせん
6
原田マハさんの小説でモデルとなっていたことで知り、あまり予備知識もなく読み始めた。アメリアの人生を知りたくて読んだが、政府や軍の意向や、証拠をつなぎ合わせた推理に興味が持てない説明的なところや、訳が読みにくいところが多々あった。元々知らなかったが故に、真実はこうだと聞かされて違和感なく受け入れるのみだった。海に落ちて亡くなったんじゃなくて、生きていたことはよかったと思っていいのかな。創作小説でも間違いない事実を描いた小説でもないので仕方がないが、アメリアに対してどういう感情を抱けばいいのかわからなかった。2021/10/31
washa46
1
赤道沿いに世界一周飛行に挑戦し、行方不明になった冒険家を幼少期から行方不明になるまでを追った作品です…スパイ疑惑…迎撃される心配の少ない高度から撮影出来るなら政府もほっとかないだろうし、冒険をサポートしてくれる交換条件なら誰だってそれくらい請けるのでは?…空飛ぶ潜水艦だけが進めるほどの雨の中を飛んでみたり、勇敢な人…旅の途中で記録上は休んだり留まったりしていても、偵察飛行を繰り返していたのでは?…この人はホントに空を飛ぶのが好きだったんだろうなぁ…戦後、どの様な人生を送ったのか?…伝説はいつまでも続く…2022/02/03
lop
1
彼女がなぜ飛行機に乗り始めたのか、なぜ世界一周を行ったのか、行方が不明の真相は。がこの本の内容でした。非常に興味深かいのですが、彼女自身の内容と行方のなぞが混じりあい中途半端な印象を受けました。もっとどちらかに決めて書かれていればよかったのにと思いました。とはいえ名前くらいしかしらなかったアメリアイアハートを知れたのはよかったです。2015/06/09
ぴょん
1
原田マハさん「翼をください」から流れてきました。アメリアの家庭環境など、「翼をください」とはずいぶん違った印象。2015/05/15