内容説明
ボルティモアにある超高層ビルの地下駐車場で殺人事件が起こった。4人の犠性者の絶命まで17秒間―弾丸は、女の眉間を穿ち、3人の男のこめかみを貫き、開いた口を撃ち抜き、うなじを貫通した。しかし、殺し屋は殺しの現場を一人の女に見られた。次の標的は目撃者レイチェル。彼女の安全保護のために秘密捜査をするローク警部補が、殺し屋を追い、謎の依頼人に迫る警察小説。
感想・レビュー
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tegi
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ボルティモアの街、ロック、欠点あれど愛すべき人々。それらをまさに活き活きと描くグレイディの筆を堪能しました。これを冗長と責めるか、愉悦は長ければ長いほうがよい、ととるかは人によって大きく異なるでしょうが、ぼくは断然後者。弱き者、愚かな者へのまなざし、男女の愛とセックスと誠実さへの憧憬などなど、ぼく好みの塩梅の要素ばかり。おまけにミステリとしちゃそれちょっとどうよ、という展開含め、これはもう愛をもって語るしかない一冊。たのしかった!2012/07/10
竜
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全く評判にはならなかったけど、意外に読ませます。2008/07/18
sensei
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地下駐車場で起きた殺し屋による四人の殺人の謎と犯人を追うストリー。アメリカ的で理解しずらい面もある。2019/01/27