内容説明
レニーは総合病院の優秀な外科医。患者の信望もあつい彼女だが、私生活では人を寄せつけず、謎につつまれている。ある夜、外科部長に昇進した同僚が殺され、レニーに嫌疑が…。部長の座を狙っていたこと、陪審員長を務めた裁判で極悪非道の殺し屋ロサーダに無罪評決をだした経緯から、首謀者と目されたのだ。しかも彼女には嫌疑をかけられてもおかしくない秘密の過去があった。
著者等紹介
ブラウン，サンドラ［ブラウン，サンドラ］［Ｂｒｏｗｎ，Ｓａｎｄｒａ］
アメリカ生れ。モデル、女優、ＯＬ、ＴＶパーソナリティなどを務めた後、１９９０年に『私でない私』で人気作家の仲間入りを果たす。近年も着実なペースで作品を発表し、そのすべてがベストセラー入り。世界３０カ国以上で７０００万部を超えるセールス。テキサスとサウスカロライナに家を持ち、二児を育てる母親
吉沢康子［ヨシザワヤスコ］
津田塾大学卒業
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
30
ストイックに生きている女性（凄腕の外科医で美女）が、出世争いのライバルだった医師の殺人容疑者に。陪審員をまとめ凶悪犯罪者を無罪にした彼女をよく思わない警察軍団や、一方的に好意を示す犯罪者…と彼女の周囲をうろつく男子たちも個性的。原著タイトル・The Crushという言葉は一方的な恋心も意味するから、邦題もそういう含みがあったら良かったかも。2018/12/11
アカツキ
13
ある夜、外科部長が何者かに殺害される。外科医ヒロインが悲しみを抱えて帰宅するとクリスタルの花瓶に深紅のバラが活けてあり、カードには「あなたに夢中」と書かれていた。刑事たちはヒロインが部長の座を争っていたこと、殺し屋ロサーダの裁判で陪審員長であるヒロインが陪審員たちを説得して無罪にした過去から、ヒロインに疑いの目を向ける。話を聞いた休暇中の刑事ヒーローはヒロインは無関係だと証明しようと身分を隠してヒロインに近づく…。ロサーダ、ヒーロー、警察と全方位からストーキングされる上巻。ヒロインを応援せざるを得ない。2022/02/18
こえん
2
H/Hともに過去の時分の行動を悔い、その行動の結果によって現在も苦しんでいるのが分かるだけに、この先それとどう向き合うのかが楽しみ。ヒロインに偏執的に執着するストーカーな殺し屋が不気味で本当にヤな感じ～。2009/10/10
あつぼう
2
サンドラ･ブラウンのラブ･サスペンスって読んでいて安定感があるので大好きです。本作でも美貌の外科医レニーと、魅力的な刑事ウィック、そして殺し屋ロサーダという登場人物が絡み合って全く先の読めない展開になってます。偏屈的な殺し屋ロサーダに気に入られた事によってレニーの周辺で不可解な事件が相次いで起こります。レニーには秘密の過去があり、それがまた彼女を容疑者リストのトップに押し上げます。殺し屋のストーカーって一番性質が悪そうですよね。上巻を読むだけでは、まだまだ謎だらけなんで下巻を読むのが楽しみです。2009/08/05
ぽこにゃん
0
下巻にまとめます。2017/05/15
