内容説明
謎解きが進むにつれて血は流される。グレイとデイリーの協力のもとに、バリーは恐怖を克服しつつ調査を進める。明らかにされる大統領の過去、そしてグレイの過去。男たちの相克は今、バリーの眼前で苛烈な復讐劇を生もうとしていた。追跡、脅迫、そして救出…。息詰まる展開の末に彼女が突き止めた苦い真実とは何か?権力者たちの実像と家族の葛藤をサスペンスフルに描き切る終幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
27
野望に燃える男たちの醜さが、エピローグで吹っ飛びました。真に恐ろしいのは、業が深いのは…?最後のページで一気に影の主人公が誰だったのかに気づきぞ~っとしました。2019/08/28
橋川桂
11
無駄に壮大なサスペンスという感じ。アメリカ大統領が悪役で、FBIとか動かして主人公たちを妨害に来るのだけど、そうして隠そうとしていることが、ちとスケール小さい。現実の問題としてなら深刻な話なのはもちろんだけど、小説としてはどうかとなる。2019/03/11
Michelle
9
ロマンスのパートは薄味。いくら大統領でも、口封じしなければならない人数が多くなりすぎて、それを始末するもしくは取り引きするなんて、無理がある話だなあと思った。2021/07/15
いっちん
3
どうなるのかハラハラドキドキしてラストまで読んだ。そうかぁ…子供の父親はあの人だったのか。やけに簡単に殺されてしまったけど。で、エピローグでビックリ!なかなか面白かった。2014/09/01
こえん
1
エピローグがいい、それに尽きる。2009/01/19