内容説明
冒険の旅に出たルースは、インドでカルト教団に囚われる。父危篤と偽り彼女を連れ戻した家族は、プロの脱会カウンセラーPJに彼女を託す。2人は砂漠の一軒家にこもり、孤立した空間で彼女の洗脳を解く治療が始まる。難攻不落に見えた彼女は次第にPJに関心を移し、若い肉体で誘惑する。罪悪感と嫉妬がPJの判断力を狂わせ…。『ピアノ・レッスン』のカンピオンが贈る衝撃作。
著者等紹介
カンピオン,ジェーン[カンピオン,ジェーン][Campion,Jane]
1954年ウェリントン生れ。ヴィクトリア大学で人類学を学んだ後、シドニー美術大学で絵画を、ついでオーストラリア映画テレビ・スクールで映画製作を学んだ。在学中に製作した初の短編『ピール』で’86年カンヌ国際映画祭の大賞を受賞したのを始めとして、数々の賞を受賞。3作目の『ピアノ・レッスン』は、カンヌ映画祭大賞とアカデミー賞オリジナル脚本賞を受賞した
カンピオン,アンナ[カンピオン,アンナ][Campion,Anna]
1952年ウェリントン生れ。ジェーンの姉。ニュージーランド・ドラマ・スクールとシドニーの国立演劇研究所で演劇を学び、女優を経験した後、ロンドンで王立美術大学に進み映画の修士号を得た
斎藤敦子[サイトウアツコ]
奈良女子大文学部卒。パリで映画編集を学ぶ。フリーの映画評論家、字幕翻訳家
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