内容説明
エイダには言葉がない。代りにピアノがある。九歳の娘と共に見知らぬ男に嫁いできた。森の奥から出迎えた夫は、重いピアノを浜辺へ置き去りにした。耐えきれずにエイダは、顔に刺青をした字の読めない隣人の男に頼んで、浜辺に連れていってもらう。喜びに溢れてピアノを弾くエイダ。彼女に見惚れる男…。無垢な情熱と恐れの渦巻く愛と性を美しく描いた、超話題作映画鑑賞ガイド。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kokori (4年ぶりに復活)
10
大好きな映画の鑑賞ガイド。プロダクションノート、脚本など、映画のシーンの画像と載っています。脚本読むと映画の映像が頭に浮かびます。感動するシーンでは泣けますT_T また映画みたくなります。2016/02/12
さく
7
1993年公開の映画『ピアノ・レッスン』のプロダクション・ノートとシナリオ。女が男に逆らうべきでない時代にあって、自分の想いを貫く。主人公エイダの控えめな態度の奥の激情に振り回される男たち。映画を見た当時は美しい音楽と風景と一途な愛情が心に残り、いろいろ忘れていたので今回シナリオを読んで印象が一変した。2021/11/16
うにこ
3
大好きなカンピオンの作品、同タイトル映画のメイキングノートというか、脚本つきの解説書。映画の原作が好きな人にはおすすめ。サントラかけながらこれ読めば、映画とはまた違う場所へ飛べる。かも。2009/10/02
Holden Caulfield
1
「タクシードライバー」から、39年…ハーヴェイカイテルも、76才になった…2015/09/18
大根院
0
★4。主人公(エイダ)のピアノに対する想いに圧倒される。熱情がこちらまで伝わってくるようだった。2017/05/25
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- 和書
- 非行の語りと心理療法